『編曲の美学 ~アレンジャー山川恵津子とアイドルソングの時代 ~ 』の詳細情報

編曲の美学
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タイトル 編曲の美学
サブタイトル アレンジャー山川恵津子とアイドルソングの時代
著者 [著者区分]山川恵津子 [著・文・その他]
出版社 DU BOOKS レーベル
本体価格
(予定)
2500円 シリーズ
ページ数 272p Cコード 0073
発売予定日 2024-05-17 ジャンル 一般/単行本/音楽・舞踊
ISBN 9784866472171 判型 46
内容紹介
人前で歌うのは嫌い。でも音楽を仕事にしたかった。

レコーディングのときめき。裏方の技術。
1000曲以上のアレンジを手がけ、サウンド志向の時代をけん引した、
日本を代表する女性編曲家がはじめて綴った職業=アレンジャーへの思い。

80年代のアイドル全盛期から現在まで。
1曲が完成するまでに関わるプロの裏方たちの仕事と矜持。
ディレクター、マニュピレーター、写譜屋、エンジニア、スタジオミュージシャンとの出会い。

歌手と編曲家との相性抜群の名曲を生み出した渡辺満里奈との30年越しの「初」対談、
ボカロ曲「人マニア」も話題の、新世代の音楽プロデューサー原口沙輔との世代を越えた同業者同士の濃密な対談も収録!

巻末には音楽家、豪華ライター陣による推薦曲レヴューも収録!
特別寄稿:売野雅勇、金澤寿和、加茂啓太郎、川原伸司、栗本斉、ケンカイヨシ、藤井陽一、星健一、馬飼野元宏、松井五郎、山口美央子

巻末付録として「山川恵津子 作曲・編曲リスト」(全24ページ)掲載!



まえがき 外からは見えない編曲家という職業

イントロ この仕事こそがクリエイティブを極める最高峰

1章 80年代アイドル黄金時代――編曲家としての日々
アレンジャーの苦労は絶えない
職業作家としての心構え
アイドル黄金時代の楽曲構造
作曲脳と編曲脳――DAW以前は別々の脳の使い方だったのだ
作曲と編曲の境目がなくなった――DAW以降
アレンジャーは決断力!
一日でスコアを書ききるという生活
アレンジの良し悪しはあるのか
女子の楽曲が好き――私のこだわり

2章 人前で歌いたくない!――私はこうして職業作家になった
ピアノから合唱へ
ヤマハ音楽振興会・九州支部時代
鳴海寛くんとの出会いと初レコーディングと
プロフェッショナルな世界の心地良さ
編曲までやらないと表現できない自分
大村雅朗さんとの出会い
「東北新幹線」――さらに複雑なハーモニーを求めて

3章 レコーディングスタジオの職人たち
スタジオにいてもいいんだ
コーラスの職人たち――木戸・比山・山川で3000曲
アイドル楽曲におけるコーラスの変遷
仮歌という仕事
大滝詠一さんとのレコーディング
アレンジャーとしての山下達郎さん
筒美京平さんとの思い出
写譜屋さんも音楽家のひとり
スタジオミュージシャン、マニピュ…
目次
著者略歴(山川恵津子)
1956年生まれ。作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、スタジオミュージシャン。フェリス女学院大学音楽学部声楽科卒業。高校2年生の時にヤマハポピュラーソングコンテストに応募、大学時代はヤマハ音楽振興会でアルバイト。当時の後輩に大村雅朗がいた。谷山浩子をはじめ様々なミュージシャンのバンドにキーボードやコーラスで参加。1980年、ギタリストの鳴海寛と「東北新幹線」を結成、アルバム「THRU TRAFFIC」は早すぎたシティポップの名盤として現在高く評価されている。その後、作曲家・編曲家として活動。アグネス・チャン、岩崎宏美、岡本舞子、おニャン子クラブ、寺嶋由芙などの楽曲の作編曲を担当。
とくに渡辺満里奈はアルバム全曲の編曲や大半の作曲を担当。松田聖子や小泉今日子のガイドボーカル(仮歌)も担当。1986年、小泉今日子の「100%男女交際」で女性史上初の第28回日本レコード大賞編曲賞を受賞。その他、受賞作多数。
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