『鬼と権現 ~中世久留米の社会と宗教 ~ 』の詳細情報

鬼と権現
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タイトル 鬼と権現
サブタイトル 中世久留米の社会と宗教
著者 [著者区分]古賀 正美 [著・文・その他]
出版社 海鳥社 レーベル
本体価格
(予定)
2000円 シリーズ
ページ数 192p Cコード 0021
発売予定日 2023-05-31 ジャンル 一般/単行本/日本歴史
ISBN 9784866561462 判型 A5
内容紹介
御塚・権現塚古墳と鬼夜の関係、『観興寺縁起』に描かれた武家・草野氏の館、たった30年で忽然と途絶えた地蔵信仰、善導寺焼き討ち事件の真相、筑後川の水神信仰と平家伝説──
久留米に残る祈りの痕跡をたどり、中世人の精神世界を照らし出す。
目次
■第1章 鬼と権現──忘れられた霊場
 御塚・権現塚古墳と三潴郡司
 鬼塚と鬼
 文献に見える鬼夜
 能に見る鬼
 「権現塚、鬼塚一条」の内容
 権現塚と権現
 大善寺玉垂宮の信仰圏
 霊地の成立

■第2章 草野氏と『絹本著色観興寺縁起』
 『絹本著色観興寺縁起』について
 草野氏について
 文献から草野氏の居館を復元する
 字図から草野氏の居館を復元する
 鎌倉前期から南北朝期の吉野尾館
 付論・戦国期の城下町としての吉野尾館
 『観興寺縁起』と草野氏──鎌倉時代後期の観興寺と吉野尾館跡

■第3章 肥前・筑後地方の応永地蔵板碑の造立とその意義
 久留米地方の地蔵信仰の受容
 応永地蔵板碑の分布と寺社
 応永地蔵板碑の出現について 

■第4章 天正12年12月の善導寺焼き討ち事件について
 問題の所在
 事件をめぐる政治状況
 焼き討ち事件の史料の検討
 地域権力としての善導寺
 善導寺の大溝

■第5章 尼御前社と御供納
 尼御前社について
 筑後地方の平家伝説
 八丁島の位置について
 御供納について
著者略歴(古賀 正美)
1953年、福岡県八女市福島生まれ。福岡県立福島高等学校卒業。熊本大学法文学部文科国史学専攻卒業。1982年、久留米市役所入所(埋蔵文化財発掘調査員)。2013年、久留米市役所退職(文化財保護課長)。現在、久留米大学非常勤講師、八女市文化財専門委員会委員、久留米古文書を読む会代表。著書に『久留米城とその城下町』(海鳥社、2018年)がある。
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