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タイトル |
他なる映画と 1 |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | 濱口竜介 [著・文・その他]
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出版社 |
インスクリプト |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
2500円 |
シリーズ |
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ページ数 |
432p
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Cコード |
0074 |
発売予定日 |
2024-07-03 |
ジャンル |
一般/単行本/演劇・映画 |
ISBN |
9784867840061 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
『ハッピーアワー』『寝ても覚めても』『ドライブ・マイ・カー』『偶然と想像』、そして『悪は存在しない』へ。カンヌ、ベルリン、ヴェネツィアの世界三大映画祭を制覇し、米国アカデミー賞国際長編映画賞にも輝いた、世界が注目する映画監督・濱口竜介による映画論を、全2冊に集成。1巻目の「映画講座」篇には、仙台・神戸・鎌倉・ソウルなどで開かれたレクチャーをまとめる(すべて初活字化)。映画史上の傑作・名作はいかに撮られてきたのか、その作劇と演出と演技へと迫る映画講座、ここに開講。
私の映画との関わり方、というのは何かと言うと、それはもちろんまず撮る人――この場合は監督として――ということです。そして、もう一つは、もしかしたらそれ以上に映画を見る人、ただの映画好き、一ファンとして、ということですね。映画好きが昂じてそれが職業になるところまで来たので、一応は人並み以上に好きなのだろう、とは思っています。ただ、そんな風に人並み以上に好きであるにもかかわらず、映画というのはどこか、徹頭徹尾私にとって「他・なるもの」であるようだ、というのがほとんど二十年近く映画と関わってきて、私が強く持っている感覚なんです。――本書「映画の、ショットについて」より
「映画をこれまでほとんど見ていない」ような人でも理解できて、しかもその人をできるだけ自分の感じている「映画の面白さ」の深みへと連れて行けるように、という思いで構想した。――本書「まえがき」より
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目次 |
▼目次
まえがき
I 他なる映画と 第一回 映画の、ショットについて 他なる映画と 第二回 映画の、からだについて 他なる映画と 第三回 映画の、演技と演出について
II 偶然と想像 偶然を捉えること
III 改心を撮る――エリック・ロメールからフリッツ・ラングへ 復讐を描く――黒沢清からフリッツ・ラングへ 運命をつくる――フリッツ・ラングからエドワード・ヤンとクリント・イーストウッドへ
IV 複数の複数性――侯孝賢『悲情城市』 同期・連動・反復――小津安二郎『東京物語』 |
著者略歴(濱口竜介) |
濱口竜介(はまぐち・りゅうすけ) 1978年生まれ。映画監督。東京藝術大学大学院映像研究科の修了制作『PASSION』(2008)で注目を浴びたのち、大震災以後の東北地方に取材したドキュメンタリー「東北記録映画三部作」(2011〜2013、酒井耕と共同監督)を経て、演技経験のほぼない演者たちを起用した『ハッピーアワー』(2015、ロカルノ国際映画祭・最優秀女優賞)で国際的な評価を得る。柴崎友香原作の『寝ても覚めても』(2018)を初の商業映画作品として発表し、その後、オムニバス作品『偶然と想像』(2021)ではベルリン国際映画祭・銀熊賞、村上春樹原作の『ドライブ・マイ・カー』(2021)ではカンヌ国際映画祭・脚本賞のほか米国アカデミー賞・国際長編映画賞に輝き、最新作『悪は存在しない』(2023)もヴェネツィア国際映画祭・銀獅子賞を受賞するなど、世界がもっとも注目する映画作家の一人である。 |