『科学と賢治と宗教と ~「知・情・意」を生きる ~ 』の詳細情報
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タイトル |
科学と賢治と宗教と |
サブタイトル |
「知・情・意」を生きる |
著者 [著者区分] | 石川 裕二 [著・文・その他]
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出版社 |
工作舎 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
2700円 |
シリーズ |
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ページ数 |
336p
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Cコード |
0095 |
発売予定日 |
2024-08-27 |
ジャンル |
一般/単行本/日本文学、評論、随筆、その他 |
ISBN |
9784875025672 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
宮澤賢治は自然科学を学び、農民を助けた。一方で、仏教を信仰し、宗教への関心はキリスト教、神道、民間信仰、道教、北ユーラシアのものにまでおよんだ。賢治はなぜ、科学と宗教の両方に身を置いていたのだろうか。宮澤賢治の作品を手がかりに、宗教と科学の関係をわかりやすく解説する。
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目次 |
はじめに 第1章 何を問題とするのか
第2章 宮澤賢治 2─1 賢治について 2─2 賢治の芸術 2─3 賢治の時代
第3章 科学と宗教の違い 3─1 「知」と「信」の分岐点 3─2 宗教とは何か 3─3 「たましい」とは何か コラム1 縄文人と弥生人 コラム2 古代日本人の宗教的世界像
第4章 科学とは何か 4─1 自然科学 4─2 科学の限界と危険性 コラム3 科学における事実と仮説
第5章 科学と宗教の関係 5─1 ドーキンスの宗教の全否定 5─2 グールドの主張[宗教と科学の相互の非干渉] コラム4 白人の中の〝人種〟
第6章 様々な宗教の具体像 6─1 神道 コラム5 アイヌの神々 6─2 平田篤胤の『霊の真柱』 コラム6 学問と師匠 6─3 国家神道 コラム7 島地黙雷と島地大等 コラム8 日本人は「無思想民族」か? 6─4 仏教 6─5 賢治と『法華経』 6─6 仏教の生物観・死後世界 6─7 賢治とキリスト教 6─8 キリスト教の世界観・人間観 コラム9 プロテスタント内の諸教派 コラム10 仏教衰退後のインドの宗教 6─9 賢治の宗教性
第7章 科学からみた生物、人間、そして宗教 7─1 科学の生物観:進化論 7─2 科学の人間観 7─3 人間の死後に残るものがある 7─4 宗教と科学の間のグレーゾーン 7─5 ダーウィンと宗教 コラム12 生物界の幸福と苦しみ コラム13 ジョーセフ・プリーストリー 7─6 ヘッケルと宗教
第8章 宗教と科学 8─1 宗教と科学についての賢治の考え 8─2 二本の脚としての宗教と科学 コラム14 宗教的世界像
結論 索引 あとがき |
著者略歴(石川 裕二) |
1948年生まれ。東京都出身。1971年、東北大学理学部卒業、1977年東北大学大学院理学研究科 (博士課程)修了。1985年より琉球大学助教授(医学部解剖学)、1992年より科学技術庁放射線医学総合研究所主任研究官、2001年より独立行政法人放射線医学総合研究所チームリーダー、2006年より同研究所上席研究員を務め、定年退職後も同研究所の専門業務員、研究協力員を歴任。2012年より2018年まで上智大学理工学部、非常勤講師。専門分野は、神経発生学、神経解剖学、解剖学、放射線生物学。著書に『メダカで探る脳の発生学』、『哺乳類の卵』がある。 |