『文学と内なる権力 日本近代文学の諸相』の詳細情報

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タイトル 文学と内なる権力 日本近代文学の諸相
サブタイトル
著者 [著者区分]矢本浩司 [著・文・その他]
出版社 翰林書房 レーベル
本体価格
(予定)
4200円 シリーズ
ページ数 384p Cコード 0093
発売予定日 2024-10-11 ジャンル 一般/単行本/日本文学、小説・物語
ISBN 9784877374853 判型 A5
内容紹介
文学は権力と主体の関係(主体化=権力化)をどのように描いてきたのか。
夏目漱石、森鷗外、伊藤左千夫、横光利一、坂口安吾、中野重治、遠藤周作らの文学を縦横に論じて、文学と権力の本質に迫る。
「中本たか子小伝」を付す。
目次
はじめに─芥川龍之介「鼻」に触れつつ
Ⅰ────漱石文学の応答責任
転移する「こころ」
手記の宛先
「坊つちやん」の応答責任
漱石文学の謎 1「こころ」のハムレット/2先生の最期/3「蛇」のサブリミナル
Ⅱ────文学と権力
「高瀬舟」の〈他者〉
「野菊の墓」の寓意
「マルクスの審判」の正義
権力の表現 1「入れ札」の天皇/2「恋するザムザ」の欲望
Ⅲ────戦後の風景
「萩のもんかきや」私注 
「海と毒薬」と同時代 
「桜の森の満開の下」の主体─「羅生門」を合わせ鏡として
Ⅳ────表現の横断
表現の自由をめぐって
年上の女が先に死ぬ物語 
近代の恐怖表象 
Ⅴ────中本たか子の時代
生い立ちと上京 中本たか子小伝(一) 
活躍と左傾 中本たか子小伝(二)
拷問と入院 中本たか子小伝(三) 
服役と再出発 中本たか子小伝(四) 
戦中と終戦 中本たか子小伝(五)
資料紹介 中本たか子の書簡 
著者略歴(矢本浩司)
帝塚山大学、京都精華講師講師
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