『矢内久子作品集』の詳細情報

矢内久子作品集
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タイトル 矢内久子作品集
サブタイトル
著者 [著者区分]矢内久子 [著・文・その他]
出版社 さきたま出版会 レーベル
本体価格
(予定)
3000円 シリーズ
ページ数 636p Cコード 0095
発売予定日 2024-08-08 ジャンル 一般/単行本/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN 9784878914942 判型 A5
内容紹介
秩父で生まれ、浦和で育った著者は文学の道を歩み、短歌から小説へと執筆の幅を広げ、「人形の家」で埼玉文芸賞を受賞。県内の文芸家たちと交流をもちながら、自ら文芸同人誌「風姿」を主宰し、多くの作品を発表する。
埼玉県出身の女流作家、大西民子、大谷藤子に強い影響を受け、北川千代、平林英子らの作風にも関心を寄せる。2022年、失火により落命。


今回、生前の作品を各方面から集め、矢内久子作品集として一冊にまとめました。
生まれ故郷の秩父や住み慣れた浦和を舞台に、昭和という時代、日常どこにでもあった家族や夫婦のすれ違い、恋愛の葛藤、別離の経験が人を成長させていく様を描いた作品が揃います。
収録作品の「夜祭りの里」は、埼玉新聞に連載された長編小説で、秩父事件の歴史もふまえて構成された青春物語です。主人公彰子に宛てた母久美の正直な手紙が胸を打ちます。
昭和を存分に生きた著者の想いが詰まった作品集です。
目次
【 目次 】

好きな詩―「ランプ」について

・エッセイ・短歌
 思い出の青い山
 騒動の記
 駿河の塗下駄
 われを抱けよ
 火口湖
 アンブラッセ・ルタンー時を抱きしめてーより

・憧れの作家たち
 思い出すこと
 憧れを生きる
 大谷藤子とその作品へのアプローチ
 北川千代
 平林英子
 最後の握手を

・小 説
 青き淵より
 人形の絵
 玄花
 「ビバリーヒル」という名の店  
 新芽

・夜祭りの里

・「風姿」より
 ステンカ・ラージン凍土の恋
 月のテラス
 冬のカマキリ
 牡蠣

・楽譜「翼は白い鳥になって」

あとがき
 ひたむきに生きた人―― 北原立木
 私たちの好きな先生 瀬戸和子
 謝意にかえて 小野塚功一

主な作品と経歴一覧
著者略歴(矢内久子)
1943年 埼玉県秩父郡吉田町(現・秩父市)生まれ
1962年 埼玉県立浦和第一女子高等学校卒業
1966年 青山学院大学文学部英米文学科卒業
子供の頃から読書好きな文学少女であった。1972年から執筆活動を始め、短歌、小説など多くを発表。また、文章教室を主宰し多くの同人仲間を得る。大学時代は合唱団に所属しており、65歳で声楽(オペラ・アリア)を再開し「歌と朗読の会」を開催。あふれる情熱を創作に費やした。2022年1月逝去。
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