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タイトル |
カフカ、なまもの |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | 西 成彦 [著・文・その他]
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出版社 |
松籟社 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
1800円 |
シリーズ |
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ページ数 |
216p
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Cコード |
0098 |
発売予定日 |
2024-06-14 |
ジャンル |
一般/単行本/外国文学、その他 |
ISBN |
9784879844545 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
カフカはその死から百年を経た今もなお、現役であり、取り扱いに注意を要する、しかし滋養分に富んだ「なまもの」である――
世界にはびこる、目を背けたくなる現実の数々をそれでも直視するために、カフカをどう読んでいくか。著者が折々に書きついできたカフカ論集成。
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目次 |
虫けらを殺すということ(二〇二一~二〇二四)
カフカが描いた死の諸相
害虫の生─『変身』
恥辱死─『訴訟』
失業者─『失踪者』
拷問死─『流刑地にて』
過労死─『城』
雑種たちの未来
イディッシュ語を聴くカフカ
オドラデク/名前の憂鬱
雑種の死
カフカと妖術信仰 |
著者略歴(西 成彦) |
西成彦(にし・まさひこ)
東京大学大学院人文科学研究科比較文学比較文化博士課程中途退学。立命館大学先端総合学術研究科名誉教授。
専攻は比較文学。ポーランド文学、イディッシュ文学、日本植民地時代のマイノリティ文学、戦後の在日文学、日系移民の文学など、人々の「移動」に伴って生み出された文学を幅広く考察している。
主な著書に『多言語的なアメリカ 移動文学論Ⅲ』(作品社、2024年)、『エクストラテリトリアル 移動文学論Ⅱ』(作品社、2008年)、『外地巡礼―「越境的」日本語文学論』(みすず書房、2018年)、『バイリンガルな夢と憂鬱』(人文書院、2014年)、『ターミナルライフ 終末期の風景』(作品社、2011年)などがある。 |