『ニコス・カザンザキス研究 ~ギリシア・ナショナリズムの構造と処方箋としての文学・哲学 ~ 』の詳細情報
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タイトル |
ニコス・カザンザキス研究 |
サブタイトル |
ギリシア・ナショナリズムの構造と処方箋としての文学・哲学 |
著者 [著者区分] | 福田 耕佑 [著・文・その他]
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出版社 |
松籟社 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
4000円 |
シリーズ |
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ページ数 |
416p
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Cコード |
0098 |
発売予定日 |
2024-09-25 |
ジャンル |
一般/単行本/外国文学、その他 |
ISBN |
9784879844552 |
判型 |
A5 |
内容紹介 |
近現代ギリシア文学を代表する作家・思想家ニコス・カザンザキス。国内外で高い評価を受ける一方で、国内では「ギリシア的な作家」として見なされることの少ないカザンザキスは、しかし、祖国であるギリシアを、そしてギリシア人の特性を探求し続けた。「西欧文明の祖」としてのギリシア観を脱し、ロシアや中国、日本での「東方」経験をへて、カザンザキスが見出すにいたったギリシア・ギリシア人像とは――
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目次 |
序論
第一部 ニコス・カザンザキスに至るギリシア思想史、文学史の背景
第一章 古代ギリシアから近代・オスマン統治期に至るギリシア意識の概観
第二章 近現代ギリシア啓蒙主義と民族意識の形成
第三章 一九世紀後半におけるギリシアの東方性への着目と反西欧主義
第二部 ニコス・カザンザキス
第四章 青年期のカザンザキスのナショナリズムと政治活動
第五章 独墺期におけるカザンザキスの脱ナショナリズムと脱西欧化の思想
第六章 思想的主著『禁欲』分析
第七章 カザンザキスのロシアでの活動と東方に関する思想
第八章 カザンザキスのスペイン体験と東方として理解されるスペイン
第九章 カザンザキスと極東体験
第一〇章 カザンザキスのギリシア像─古代ギリシアと日本の比較を中心に
第一一章 カザンザキスによるギリシアの西方性の探求と古代ギリシア
第一二章 第二次世界大戦期におけるカザンザキスのギリシア性探求
第一三章 ギリシア内戦期におけるカザンザキスのギリシア性探求
第一四章 終論 |
著者略歴(福田 耕佑) |
福田耕佑(ふくだ・こうすけ)
1990年、愛媛県生まれ。京都大学文学部西洋哲学史専修卒業、テッサロニキ大学哲学部客員研究員を経て、京都大学大学院二十世紀学専攻(現メディア文化学専攻)博士課程修了。
博士(文学)。
専門は近現代ギリシア文学史並びに思想史。国際ペン・クラブのギリシア支部会員。
訳書にニコス・カザンザキス『禁欲』、『饗宴』(それぞれ京緑社)、『新ギリシア詞華集』(近刊、竹林館)などがある。 |