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タイトル |
戯曲 したい時に結婚するわ |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | ■グギ・ワ・ジオンゴ [著・文・その他] ■グギ・ワ・ミリエ [著・文・その他] ■宮本正興 [翻訳]
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出版社 |
三元社 |
レーベル |
もう一つの世界文学――多言語文学叢書 |
本体価格 (予定) |
3000円 |
シリーズ |
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ページ数 |
397p
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Cコード |
0097 |
発売予定日 |
2024-07-22 |
ジャンル |
一般/単行本/外国文学小説 |
ISBN |
9784883035601 |
判型 |
B6 |
内容紹介 |
英語と決別し、民族語作家へ転身した現代アフリカ文学界の巨星、ケニアのグギ・ワ・ジオンゴらによる最初のギクユ語演劇作品。独立まもない70年代に地元の人々により野外舞台で演じられたが、やがて禁止処分に。何千何万というケニア人の死をもって贖われたイギリス植民地からの独立の大義が裏切られ、日本やアメリカを含むグローバルな搾取の構造のなかでの新旧カミリズ村の経験は、ケニア近現代史の縮図であるとともに、アフリカ全土、はては世界のポストコロニアル国家の底辺に生きる農民や労働者の生きざまをリアルに照らし出している。
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目次 |
前文 9 作品執筆の背景 10 感謝のことば 11 はじめに 13 演出家と役者と観客に向けて 20 主要な客 21 初演の役者たち 22 登場人物のプロフィル 24 *訳注 26
戯曲 したい時に結婚するわ―Ithaako rĩa Ngerekano Ngaahika Ndeenda 第一幕 31 *第一幕 訳注 131
第二幕 157 第一場 157 第二場 197 *第二幕 訳注 227
第三幕 239 第一場 239 第二場 253 第三場 261 *第三幕 訳注 288
―解説― カミリズ村‥ケニア近現代史の縮図 ― この作品の理解のために 295
―ギクユ語の理解のために― 多言語社会のダイナミズム ― 特に東アフリカにおける民族語・超民族語・そして英語の生態と機能 357
ギクユ語原文見本 393 |
著者略歴(グギ・ワ・ジオンゴ) |
グギ・ワ・ジオンゴ(Ngũgĩ wa Thiong’o, 1938~):リムルのカミリズ村生まれ。在ウガンダのマケレレ大学時代から書き始め、自伝的小説『泣くな、わが子よ』(1964)は、東アフリカ最初の英語小説。他に小説『一粒の麦』(1967)、『血の花弁』(1977)、戯曲『デダン・キマジの裁判』(ミシェレ・ギザエ・ムゴとの共作、1976)ほか。この戯曲『したい時に結婚するわ』の執筆・上演活動を契機として、1970年代末から母語であるギクユ語で書き始め、小説に『十字架の上の悪魔』(1980)、『マティガリ:戦場の生存者』(1986)、『カラスの魔法医』(2004~2006)ほかがある。その他評論『精神の非植民地化―アフリカ文学における言語の政治学』(1986)など多数。現在、カリフォルニア大学アーヴァイン校栄誉教授。 |
著者略歴(グギ・ワ・ミリエ) |
(Ngũgĩ wa Mĩrĩĩ, 1951~2008):リムルのロロモ村生まれ。地元の中学卒業後、ケニア・郵政テレコム公社に勤務。のち、ナイロビ大学成人教育研究所から学位を取得し、同大学開発研究所に勤務した。1982年ジンバブエへ移り、1986年、同国の約200のコミュニティ劇団を統合して、ジンバブエ・コミュニティ演劇連合(ZACT)を結成。2000年に、国際交流基金の支援のもと、アフリカ文学研究会の招きで、劇団員10数名、および妻ワイリムなどを連れて初来日、京都、大阪、東京で公演した(この時、アメリカからグギ・ワ・ジオンゴも4回目の来日をしている)。2008年5月3日、ハラレ郊外で交通事故死。 |
著者略歴(宮本正興) |
宮本正興(みやもと・まさおき):1941年兵庫県生まれ。現在、中部大学・大阪外国語大学名誉教授。専門は言語学、アフリカ地域研究(言語・文学・歴史)。 |