『適応と創造のファッション産業論』の詳細情報

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タイトル 適応と創造のファッション産業論
サブタイトル
著者 [著者区分]富澤 修身 [著・文・その他]
出版社 創風社 レーベル
本体価格
(予定)
3200円 シリーズ
ページ数 306p Cコード 3033
発売予定日 2025-12-05 ジャンル 専門/単行本/経済・財政・統計
ISBN 9784883522842 判型 A5
内容紹介
 本書は、社会現象としてのファッションを取り上げている。ここでいう社会現象とは、
人々の共感をベースとして同じスタイルを長短の一定期間共有するという意味である。こ
こには社会的表現としての、また社会的行動としての集団形成を見ることができる。個人
の尊重、表現の自由を大前提とした上で共感を通じて集団を形成し行動する論理は社会や
世界を変革する(今日的に言えばトランスフォームする)際に重要な役割を果たす。この
論理の解明にファッション研究は大きな貢献ができる。こうした認識が著者のファッショ
ン研究のベースにある。
 その際にすぐに想起されるのは、ファッションは、経済力の違い、性別・年齢の違い、
テイストの違い、国・地域・信仰の違い、自己(自分)・心身のあり方の違いなど多くの
条件によって多様な有り様を示すし、歴史的条件の違いによっても多様な有り様を示す。
さらには享受者と供給サイドとの力関係、享受者の主体性の有無・強弱、消費における浪
費・地球環境への多大な負荷の問題など、極めて複雑な要因も絡まり作用している。こう
した絡まりを1 つの論理――生活者の主体性のあり方――で整理して関係する要因間の関
係性を提示した上で、その社会的歴史的意義を見出すことができれば、ファッションは現
代が直面している社会的課題を解決する際に有意義な役割を果たすことができるであろ
う。(本書 まえがき より)
目次
著者略歴(富澤 修身)
1954 年 群馬県前橋市生まれ
1979 年 京都大学経済学部卒業
東北大学大学院経済学研究科博士前期課程及び後期課程で学び,その後東北大学経済学
部助手,大阪市立大学商学部講師・助教授・教授,同大学大学院経営学研究科教授,国
際ファッション専門職大学教授を経て
現 在 大阪公立大学 名誉教授(大阪市立大学),経済学博士(東北大学,1988 年)
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