『秋吉巒 挿画集 夢幻の悦楽郷』の詳細情報

秋吉巒 挿画集 夢幻の悦楽郷
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タイトル 秋吉巒 挿画集 夢幻の悦楽郷
サブタイトル
著者 [著者区分]秋吉 巒 [著・文・その他]
出版社 アトリエサード レーベル
本体価格
(予定)
2700円 シリーズ TH ART SERIES
ページ数 176p Cコード 0071
発売予定日 2024-06-21 ジャンル 一般/単行本/絵画・彫刻
ISBN 9784883755240 判型 A5変形
内容紹介
澁澤龍彦が賛した伝説の画家、秋吉巒(らん)。
求められても自作を売らず、初個展が遺作展(於・青木画廊)。
一方、風俗雑誌に多くの挿画を描き、熱烈な支持を得る。

その挿画約200点を収録!
いまよみがえる、幻想とエロスのユートピア!

大正11年、旧日本帝国支配下の京城に生まれた秋吉巒。
戦後、さまざまな風俗雑誌の表紙や挿画を描くようになるが、やがて、
澁澤龍彦が「ひたすら自分の夢をつむいだ」と賛した独特な幻想絵画の制作に没頭。

その超現実的(シュルレアリスティック)な幻想風景を生む想像力と卓越した画力が
いかんなく発揮された稀有な挿画の数々を収録!

※本書は「秋吉巒・四条綾 エロスと幻想のユートピア」収録の秋吉作品をベースに
掲載数を約3倍に増量。掲載サイズも大きなものにしました。

*English translation also included.
目次
著者略歴(秋吉 巒)
秋吉巒(あきよし らん)(本名:秋吉照國)
1922(大正11)年、旧日本帝国支配下の京城に生まれ、高校時代より独学で洋画の習得に励む。当地で開催された美術展にはいくたびも入選を果たす。終戦後、九州を経て、1946(昭和21)年に上京。翌年には結婚もし、米軍将校の肖像画などを描いて生計を立てる。
その後、やはり生活費を稼ぐため、肖像画の他に、『デカメロン』『風俗草子』『裏窓』などの風俗雑誌から『SMキング』『SM奇譚』『SMクラブ』といった1970年代のSM雑誌にいたるまで数多の媒体に表紙絵や挿絵を寄稿した。
そして、1956(昭和33)年ころから、雑誌の仕事のかたわら、澁澤龍彦が羨望を込めて「通俗シュルレアリスム」と称した独特な幻想絵画の制作によりいっそう力を注ぎはじめる。雑誌の仕事を断ってまで、これら幻想絵画の制作に没頭していき、その絵画は求められても1作も売ることがなかった。1981(昭和56)年、58歳の若さで逝去。初個展は、遺作展として銀座の青木画廊で開催された。
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