『イノセント・サバイバー〜迷える子の生きる道』の詳細情報
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タイトル |
イノセント・サバイバー〜迷える子の生きる道 |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | アトリエサード [編集]
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出版社 |
アトリエサード |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
1500円 |
シリーズ |
トーキングヘッズ叢書 |
ページ数 |
192p
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Cコード |
0370 |
発売予定日 |
2024-07-30 |
ジャンル |
一般/全書・双書/芸術総記 |
ISBN |
9784883755301 |
判型 |
A5 |
内容紹介 |
夏目漱石の『三四郎』において、 印象的に使われたフレーズ「迷える子(ストレイ・シープ)」。 純朴な主人公・三四郎は、 田舎から都会に出てきてさまざまな体験をするものの 最後まで「迷える子(ストレイ・シープ)」のままだ。
社会は「成長」を望む――だが、いまも、 いや明るい兆しの見えないいまだからこそ、 「迷える子」で居続けるしかない、または成長する価値がわからない、 という思いを抱く者も多かろう。
今号では、「迷える子」は「迷える子」として どのように時代を生き抜こうとしているのか、 その生存戦略とも言うべきものを垣間見ることができればと思う。
★特集以外にも、書評、映画評、舞台評、展覧会紹介、エッセイなど満載です!
▼主な内容 ◎巻頭ヴィジュアル=大槻香奈/石井飛鳥/「こわいもの-The Aesthetics of Fear-」展/林良文/愛実 ◎四方山幻影話59●写真・文:堀江ケニー、モデル:七原帝子
◎イノセントじゃいられない! 子どもたちの地獄めぐり〜「少女ムシェット」「誰も知らない」「異端の鳥」ほか●浦野玲子 ◎絶望を知らない子供たち〜少年少女黙示録としての『漂流教室』『わたしは慎吾』●八本正幸 ◎異世界に転生したら、サバイバルできるだろうか●本橋牛乳 ◎真夜中の紅茶と眠らない夜〜『オズの魔法使い』『不思議の国のアリス』『トムは真夜中の庭で』●馬場紀衣
◎無垢の意識は虚実皮膜の間〜『マクマーティン保育園裁判』と『バッサ・モデネーゼの悪魔たち』●阿澄森羅 ◎現代の通過儀礼としての身体改造〜生き辛さを抱えた者たちを覚醒させる文化運動●ケロッピー前田 ◎さまよえる若き神々、その受難と再生●鈴木一也
◎『マルドロールの歌』に込められた少年への果たされぬ愛〜デュカスとダゼット●志賀信夫 ◎〝永遠の少年〟澁澤龍彥の根底にあった詩学〜内藤三津子、ジャン・コクトー●岡和田晃 ◎シンデレラ願望の姫君から復讐に燃える女夜叉へ〜たくましく生きるヒロインを生み、樋口一葉の転機となった「暗夜」●待兼音二郎 ◎それはきっと、世界を受け入れるための旅〜吉田篤弘『それでも世界は回っている』●高槻真樹
◎REVIEW=押井守監督「東京無国籍少女」、コトヤマ「よふかしのうた」ほか
◎TH RECOMMENDATION 第10回アジアヨーロッパ・メディエーションズ・ビネンナーレ2023/ゆう(11号室)インタビュー/ゾルタン・イシュトヴァン インタビュー/映画評/舞台評/ダンス評/展覧会評 ほか
◎表紙=大槻香奈《壊れてない星》
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目次 |
■巻頭ヴィジュアル ◎大槻香奈〜夢みる力は、未来を生き抜く力になる ◎石井飛鳥〜終末にこそ、人は生命力を漲らせる ◎「こわいもの-The Aesthetics of Fear-」展〜過剰な生への欲求が恐怖を生む ◎林良文〜大脳の能力の実験場 ◎愛実〜夢の中、人形とともに生きる
■まえがき●沙月樹京 ■こやまけんいち絵本館55「旅」●こやまけんいち ■辛しみと優しみ56●人形・文=与偶 ■三浦悦子の世界〈33〉[日出処の田園]●三浦悦子 ■四方山幻影話59●写真・文:堀江ケニー、モデル:七原帝子 ■《コミック》 「とらおむの樹 03」●eat ■《小説》 ダークサイド通信no.15「闇に迷う」●最合のぼる ■一コマ漫画●岸田尚
■イノセントじゃいられない! 子どもたちの地獄めぐり〜「少女ムシェット」「誰も知らない」「異端の鳥」ほか●浦野玲子 ■無垢なる心の旅〜珠玉のファンタジー映画から●浅尾典彦 ■絶望を知らない子供たち〜少年少女黙示録としての『漂流教室』『わたしは慎吾』●八本正幸 ■異世界に転生したら、サバイバルできるだろうか●本橋牛乳 ■真夜中の紅茶と眠らない夜〜『オズの魔法使い』『不思議の国のアリス』『トムは真夜中の庭で』●馬場紀衣
■無垢の意識は虚実皮膜の間〜『マクマーティン保育園裁判』と『バッサ・モデネーゼの悪魔たち』●阿澄森羅 ■現代の通過儀礼としての身体改造〜生き辛さを抱えた者たちを覚醒させる文化運動●ケロッピー前田 ■スーパーモデルが告白した、ソマリアでの過酷な少女時代●相良つつじ ■雨にも負けず生きる、ささやかな戦い●日原雄一 ■さまよえる若き神々、その受難と再生●鈴木一也
■『マルドロールの歌』に込められた少年への果たされぬ愛〜デュカスとダゼット●志賀信夫 ■〝永遠の少年〟澁澤龍彥の根底にあった詩学〜内藤三津子、ジャン・コクトー●岡和田晃 ■シンデレラ願望の姫君から復讐に燃える女夜叉へ〜たくましく生きるヒロインを生み、樋口一葉の転機となった「暗夜」●待兼音二郎 ■それはきっと、世界を受け入れるための旅〜吉田篤弘『それでも世界は回っている』●高槻真樹
■REVIEW ◎押井守監督「東京無国籍少女」●さえ ◎新海誠監督「天気の子」●梟木 ◎コトヤマ「よふかしのうた」●市川純 ◎ぱらり「いつか死ぬなら絵を売ってから」●日原雄一 ◎トーマス・マン「魔の山」●並木誠 ◎ルイ=フェルディナン・セリーヌ「戦争」●前田龍之祐 ◎トマス・アカレ「スラム」●本橋牛乳 ◎ほか
■立体画家 はが いちようの世界45〜晩秋の情景」●はが いちよう
■TH RECOMMENDATION ◎第10回アジアヨーロッパ・メディエーションズ・ビネンナーレ2023レポート●三枝泰之 ◎ゆう(11号室)インタビュー〜SNS時代を疾走!前衛感覚のアブストラクト・タトゥー●ケロッピー前田 ◎SÔ-SI SUZUKI + JUN MORITA LA MUSIQUE DE LA CRUAUTÉ RELEASE PARTY〜旧グッゲンハイム邸で繰り広げられた刺激的なライブ×アート×パフォーマンス●_underline+沙月樹京 ◎田中流 還暦記念展覧会「赤のトシツキ」/ウルトラスーパースリーピース 2090 ハードコア3人展〜写真家・田中流が還暦を記念した展覧会 ◎「美を纏う―極北星奇譚―」〜小樽の古民家にアーティスト20人が集う ◎山下昇平展「花に骸の」/中川ユウヰチ作品展「紙片少年」〜永遠性と無邪気さ。少年的な2人の個展 ◎「Immorality -背徳の世紀末芸術展-」/春川ナミオ個展「MASSTER CLASS」〜世紀末の頽廃とエロスを堪能 ◎「Anatomic Circus〜解剖学のサーカス」〜京都にディープな雑貨店出現! ◎mantamu個展「時間という断片の鱗に覆われた世界の片隅で犬の死骸をうづめる」〜切り刻まれた時間の隙間から現れ出た死の表象 ◎密教系芸術集団 混沌の首「縄文・火と大地の記憶」/「混沌の首資料展&羅入・石川雷太作品展」〜「混沌の首」が縄文の史跡で呪術/祝祭の儀式 ◎月蝕歌劇団 蠍座公演「幻惑演劇実験集 二千某年のドグラとマグラ」〜月蝕歌劇団・蠍座公演が誕生 ◎陰翳逍遥(第55回)「シュルレアリスムと日本展」「デ・キリコ展」「三島喜美代―未来への記憶」●志賀信夫
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■表紙=大槻香奈《壊れてない星》 2024年 |