『セツアンの善人/三文オペラ』の詳細情報

セツアンの善人/三文オペラ
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タイトル セツアンの善人/三文オペラ
サブタイトル
著者 [著者区分]■ベルトルト・ブレヒト [著・文・その他]
■酒寄進一 [翻訳]
出版社 東宣出版 レーベル
本体価格
(予定)
2200円 シリーズ
ページ数 287p Cコード 0097
発売予定日 2024-09-18 ジャンル 一般/単行本/外国文学小説
ISBN 9784885881138 判型 46
内容紹介
葵わかな、木村達成主演舞台『セツアンの善人』の原作本!

白井晃×酒寄進一、ブレヒト第2弾。代表作2作品の新訳!

半ば西洋化された架空の都市セツアンを舞台に、貧困と不正義に満ちた社会で善良であり続けることの難しさを描いた寓意劇『セツアンの善人』と、女王陛下の戴冠式を目前にしたロンドンを舞台に、ギャングと乞食と売春婦たちが繰り広げるドタバタ音楽劇『三文オペラ』を収録。『三文オペラ』は、初演当時の空気を色濃く残す1928年初版からの翻訳!

『セツアンの善人』のほうはその表題のとおり「善人」が主題だ。もう一方の『三文オペラ』はロンドンを縄張りにするギャング、マックことメッキー・メッサーが主人公で、いわば「悪人」が主題だといえる。だが、劇中の「善人」は神々の掟に従った善人ではありつづけられないし、「悪人」もただ「悪」に染まっているだけとはいいがたい。ブレヒトが考える善と悪をふたつの戯曲を通してぶつけあうことで、なにが見えてくるか考えたくて、あえてこのふたつの戯曲で合本にしてみた。——「訳者あとがき」より
目次
著者略歴(ベルトルト・ブレヒト)
1898年生まれ。ドイツの劇作家、詩人。「叙事的演劇」を提唱して、劇団「ベルリーナー・アンサンブル」を創設し、20世紀の演劇に大きな足跡を残す。1956年心筋梗塞のためベルリンで死去。代表作に本書収録作のほか『マハゴニー市の興亡』『肝っ玉お母とその子どもたち』『ガリレイの生涯』などがある。
著者略歴(酒寄進一)
1958年生まれ。ドイツ文学翻訳家、和光大学教授。シーラッハ『犯罪』で2012年本屋大賞「翻訳小説部門」第一位を受賞。主な訳書にゲーテ『若きウェルテルの悩み』、ヴェデキント『春のめざめ』、コルドン『ベルリン1919 赤い水兵』などがある。ブレヒトの翻訳はほかに『マハゴニー市の興亡』『アルトゥロ・ウイの興隆』『コーカサスの白墨の輪』がある。
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