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タイトル |
家族が語る山下清 |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | 山下 浩 [著・文・その他]
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出版社 |
並木書房 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
1600円 |
シリーズ |
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ページ数 |
204p
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Cコード |
0030 |
発売予定日 |
2024-06-10 |
ジャンル |
一般/単行本/社会科学総記 |
ISBN |
9784890634491 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
障害を持ちながらも、天賦の才をもち、日本各地を旅しさすらった”山下清” ドラマや映画で描かれた彼の姿は本物だったのか? その生涯を、もっとも近くで見てきた甥が語る真実の山下清の姿。 放浪の苦労やその真の目的とは、そして作品と向き合う理由とは? 自由奔放に生きた自由人であったからこそ、殺伐とした現代社会とは無縁な「あたたかい」「ほのぼのとした」存在として、山下清はその作品とともに人びとの心に永遠に生きつづける。
生誕記念100年記念出版!!
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目次 |
はじめに 1
第1章 天才画家・山下清 11
日本を代表する素朴画家 11 驚異的な記憶力 15 絵を描くための放浪ではない 18 貼り絵に生かされた虫捕り 21 清の弟子は生涯ただ一人 25 素描画や陶磁器の絵付け作品 28 百貨店を超満員にした清 34
第2章 放浪の果てに 37
新たな放浪への旅立ち 37 姿を消したほんとうの理由 43 徴兵を逃れ、ふたたび放浪へ 46 放浪中は住み込みで働いたことも 50 貼り絵との出会い 53 一躍有名人になった放浪画家 57 「ゴッホなんて知らない」59 全国くまなく歩いた清 63 「もう放浪はしません」 67 どこに行っても見つかる清 70
第3章 素顔の山下清 73
おもしろいことを言うと、みんなが喜ぶ 73 少しならうそはついてもいい 76 辰造と礼子の結婚 80 イタズラ好きな清 85 超がつくほど几帳面な性格 86 人には見せなかった負けず嫌いな一面 89 動物に好かれるニオイがする 90 魚釣りの名人? 93 なんでも試す清の健康法 95 清の最大の楽しみ 100 忘れてならないことは「清に頼め」102 有名人・山下清 103 清の女性観 107 外出するときはベレー帽 110 家族旅行で仕事から逃避 113 大嫌いなサインで命拾い 116
第4章 山下清交遊録 120
映画やテレビドラマ化に戸惑う 120 テレビのバラエティーショーに二年間出演 128 山下清を発掘した人たち 130 式場隆三郎先生との出会い 132 「週刊朝日」で徳川夢声氏と対談 134 芸術家から見た人間・山下清 139 「絵が売れればゴッホも死ななかった」143 ゴッホとの共通点 146 ゴッホに涙? 151 山下清の絵にすくわれた人たち 152
第5章 晩年の山下清芸術 156
ヨーロッパへのスケッチ旅行 156 キャンバスにおさまらなかった大作 160 ライフワークとしての『東海道五十三次』161 最期のことば 166 再評価される『東海道五十三次』171
第6章 次代に伝える山下清の作品 175
教育の現場に役立つ 175 全国各地を放浪する遺作 178 表面化した贋作問題 179 次代にひきつぐための修復作業 187
おわりに 191 山下清の年譜と主な作品 193 |
著者略歴(山下 浩) |
山下 浩(やました・ひろし) 昭和35(1960)年、山下清の実弟・辰造の長男として東京に生まれる。中央大学法学部卒業。昭和46年に伯父・山下清が亡くなるまで同居。山下清から貼り絵の指導も受ける。平成7(1995)年、「山下清鑑定会」を設立し、山下清の作品および著作権の管理と、作品鑑定をおこなう。著書に『山下清作品集』がある。 |