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タイトル |
平家物語 |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | 高木 信 [編集]
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出版社 |
ひつじ書房 |
レーベル |
21世紀日本文学ガイドブック |
本体価格 (予定) |
2200円 |
シリーズ |
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ページ数 |
248p
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Cコード |
1395 |
発売予定日 |
2023-02-21 |
ジャンル |
教養/全書・双書/日本文学、評論、随筆、その他 |
ISBN |
9784894765108 |
判型 |
A5変形 |
内容紹介 |
『平家物語』を理論的に読むとはどういうことなのか。従来の作者論、成立論、成立圏、諸本論の整理からの入門書とはちがう角度から、『平家物語』に迫ってみよう。「ジェンダー」「怨霊と鎮魂」「権力」「武士と死」などの物語を構築する諸モチーフから、『平家物語』の世界に分け入っていきたい。と同時に、ゼミでの発表の仕方、卒論の発想の仕方・書き方など、物語へのアプローチの基本的な方法も提示してみる。 執筆者:大津雄一、塩山貴奈、本橋裕美、水野雄太、鈴木泰恵、荻本快、樋口大祐、木村朗子、塩山貴奈、松下健二、高木信
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目次 |
はじめに
第一部 『平家物語』の世界へ侵入する 1 『平家物語』の権力 王法と仏法の視点から 大津雄一 2 『平家物語』と歴史資料 虚構の視点から 塩山貴奈 3 『平家物語』の女性像 排除された女の視点から 本橋裕美 4 『平家物語』とナラトロジー 水野雄太
第二部 『平家物語』を理論で拓く 5 『平家物語』とディコンストラクション 敗者の〈雅び〉と勝者の〈野卑〉とを超えて 鈴木泰恵 6 精神分析理論から亡霊論的転回に向けて 鵼・美福門院・王制 荻本 快 7 『平家物語』とポストコロニアル批評 樋口大祐 8 『平家物語』とフェミニズム批評 木村朗子
第三部 『平家物語』の世界を案内する 9 系図 塩山貴奈 10 日記一覧 塩山貴奈 11 『平家物語』略年譜 松下健二 12 『平家物語』主要諸本の概略 松下健二 13 九○年代以降の『平家物語』批評 松下健二 14 必須参考文献一覧 松下健二 15 『平家物語』でゼミ発表をするとき、あるいはレポート、卒論、修論を書くときの工具書 高木 信 16 『平家物語』で卒業論文・レポートを書くためのひとつの提案 高木 信
おわりに 索引 執筆者紹介 |
著者略歴(高木 信) |
高木信(たかぎ まこと) 一九六三年生まれ。名古屋大学大学院博士後期課程修了。博士(文学)。相模女子大学学芸学部教授。 主な著書に、『「死の美学化」に抗する―『平家物語』の語り方』(青弓社、二〇〇九年)、『亡霊たちの中世』(水声社、 二〇二〇年)、『亡霊論的テクスト分析入門』(水声社、 二〇二一年)ほかがある。 |