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タイトル |
カノッサ —「屈辱」の中世史 |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | ■シュテファン・ヴァインフルター [著・文・その他] ■津山 拓也 [翻訳]
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出版社 |
八坂書房 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
3200円 |
シリーズ |
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ページ数 |
312p
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Cコード |
0022 |
発売予定日 |
2024-08-22 |
ジャンル |
一般/単行本/外国歴史 |
ISBN |
9784896943689 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
それは番狂わせ?奇襲?煙幕?それとも茶番? ——高名な事件にもかかわらず、その詳細についてはなお諸説入り乱れたままの、1077年「運命の城」カノッサでの「屈辱」の瞬間を再検証するとともに、教皇側、帝国側双方にとっての前後数十年の時の流れを、さまざまな史料を駆使して再現。いわゆる「叙任権闘争」のさなか、刻々と変化するパワーバランスの推移を、「現場」で右往左往するドイツの司教・諸侯たちの目線を交えつつ、コンパクトかつ鮮やかに捉え直した、手に汗握る快著。図版多数。原著は2006年ドイツ刊。
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目次 |
序 第1章 カノッサ──世界を震撼させる出来事 第2章 皇帝ハインリヒ三世治下での〈世界の一体性〉 第3章 崩れる一体性 ──ハインリヒ四世と内戦 第4章 社会秩序と統治秩序の変容 第5章 グレゴリウス七世以前のローマと教皇庁 第6章 教皇グレゴリウス七世は《全ローマ世界》の恭順を要請する 第7章 一〇七六年──国王の孤独と司教たちの《新しい信仰》 第8章 善人と悪人──価値観の変化、道徳的強制と新たな国王像 第9章 国王たちの戦いと教皇グレゴリウス七世の最期 第10章 叙任権問題とその展開の諸段階 第11章 ハインリヒ五世の裏切り──ふたたび崩れる〈世界の一体性〉 終章 訳者あとがき 索引 参考文献 原註 |
著者略歴(シュテファン・ヴァインフルター) |
Stefan Weinfurter (1945–2018) ドイツの中世史家。アイヒシュテット、マインツ、ミュンヘン、ハイデルベルク大学教授を歴任。初期〜盛期中世、とりわけザーリア朝時代(1024-1125)研究の第一人者として知られ、90年代以降はハイデルベルクの同僚B.シュナイトミュラーとともに、さまざまな共同研究を精力的に牽引した。著書・編書・企画展の監修など多数。邦訳紹介は本書が初。 |
著者略歴(津山 拓也) |
1962年生まれ。東京外国語大学大学院修士課程(独文学専攻)修了。現在、東京外国語大学、早稲田大学ほか非常勤講師。訳書に、ゲッツ『中世の聖と俗』、ボルスト『中世の時と暦』、クリス=レッテンベック他『西洋護符大全』、シャイベルライター『中世紋章史』(以上、八坂書房刊)、ザフランスキー『ロマン主義』、マール『精霊と芸術』、ザッペリ『知られざるゲーテ』、ヴェルナー『ピラミッド大全』(以上、法政大学出版局刊)、共訳書にブレーデカンプ『古代憧憬と機械信仰』、デュル『秘めごとの文化史』(いずれも法政大学出版局刊)などがある。 |