『AはアセクシュアルのA 「恋愛」から遠く離れて』の詳細情報
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タイトル |
AはアセクシュアルのA 「恋愛」から遠く離れて |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | 川野 芽生 [著・文・その他]
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出版社 |
リトルモア |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
2100円 |
シリーズ |
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ページ数 |
280p
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Cコード |
0095 |
発売予定日 |
2025-10-28 |
ジャンル |
一般/単行本/日本文学、評論、随筆、その他 |
ISBN |
9784898156131 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
この世はあまりに「恋愛中心」に回りすぎでは? 人と人との関係性のあり方は、ひとつひとつすべて違うのに。 小説家、歌人、文学研究者として活躍してきた著者が アロマンティック(無恋愛)/アセクシュアル(無性愛)として 生きてきた経験から考え抜き、怒りと祈りを込めて綴ったエッセイ。 「恋愛に興味がない」と言っても、周りは無理解だった。 「そんなはずはない」「まだ出会ってないだけ」「恋愛をすれば人生が変わる」。 心ない言葉を投げかけられ、恋愛の話を共通の話題であるかのように振られた。 ある時、「アセクシュアル」という言葉に出会い……。 社会の規範や同調圧力、「当たり前」を押しつけられて、 自由に生きられない、とモヤモヤしている人へ。 一人ではない。一人でもいい。「変えたい」と思ってもいい。 ここにある言葉がきっとあなたの助けになる。 大反響のウェブ連載「A is for Asexual」に、大量の書き下ろしを加え、待望の書籍化! 日本では前代未聞のアロマンティック/アセクシュアルの当事者によるエッセイ群。 恋愛は誰でもする自然なもの? 恋愛をする人だけが幸福なの? 友情より恋愛が「上」なのはなぜ? 圧倒的な思考力と筆力で、この社会に問う。 「みんなそうだから」と当たり前のように恋愛をしてきた人の 価値観を揺さぶり、大切な気づきをもたらす。いま必読の書。 アロマンティック(Aromantic)=どの性別の人にも恋愛感情が湧かない人。 アセクシュアル(Asexual)=どの性別の人とも性的なことをしたいという気持ちを持たない人。
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目次 |
【目次】 わたしはここにいる introduction 第一部 〈恋愛〉のある世界に生まれてしまった ・他愛もない、天気の話 ・「あなたはまだわかっていないだけ」 ・ラブストーリーはつまらない ・結婚は生活の面白くない部分 ・「愛についての面接」 ・「デートのつもりだったのに」 ・私の「好き」が伝わらない ・恋愛関係とは何か(1) ・恋愛関係とは何か(2) ・誰よりも、恋愛のことを考える ・付き合おうかと思った人のこと ・この異世界で 第二部 アロマンティック/アセクシュアルとは何だろう ・「アセクシュアル」との出会い ・名乗ることについて ・「多分、ヘテロ以外」 ・「レズビアンかもしれない」 ・「ほんとう」のアセクシュアル、とは ・性嫌悪について ・アロマンティック/アセクシュアルは差別されているか? ・婚姻制度について ・義務と幸福 ・あらためてセクシュアリティとは何かを考える ・数の論理とマイノリティ ・アロマンティック/アセクシュアルとメンタルヘルス ・ASDでもある私のこと 第三部 私を生きる、アセクシュアルを生きる ・私がフェミニストになったわけ ・恋と恋愛と好きと友情と ・ロマンティックとは何か ・孤独について ・家族について ・友達について ・群れについて ・最愛のひと ・愛について おわりに 番外編 「愛さない」ことが罪なのか ── 『ゲゲゲの謎』論 「愛さない」者は怪物なのか ── 『ジョジョ・ラビット』論 アセクシュアルを知るためのブックガイド |
著者略歴(川野 芽生) |
小説家・歌人・文学研究者。1991年神奈川県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科単位取得満期退学。2018年に連作「Lilith」で第29回歌壇賞、21年に歌集『Lilith』で第65回現代歌人協会賞受賞。他の著書に、短編小説集『無垢なる花たちのためのユートピア』(東京創元社)、掌編小説集『月面文字翻刻一例』(書肆侃侃房)、長編小説『奇病庭園』(文藝春秋)、中編小説『Blue』(集英社)、歌集『星の嵌め殺し』(河出書房新社)、エッセイ集『かわいいピンクの竜になる』(左右社)、評論・エッセイ集成『見晴らし台』(ステュディオ・パラボリカ)など。 |