『少数ではなく多数のために ~イギリス左派、理想への挑戦の軌跡 ~ 』の詳細情報

少数ではなく多数のために
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タイトル 少数ではなく多数のために
サブタイトル イギリス左派、理想への挑戦の軌跡
著者 [著者区分]■オーウェン・ジョーンズ [著・文・その他]
■依田卓巳 [翻訳]
出版社 海と月社 レーベル
本体価格
(予定)
2800円 シリーズ
ページ数 404p Cコード 0036
発売予定日 2024-09-02 ジャンル 一般/単行本/社会
ISBN 9784903212869 判型 A5
内容紹介
『チャヴ 弱者を敵視する社会』 オーウェン・ジョーンズ最新作

新自由主義社会を終わらせるには何が必要なのか?
諦めを希望に変えるための
「歓喜」と「敗北」に満ちた、またとない記録

“富裕層の敵”ジェレミー・コービンが労働党党首選に名乗りを上げた。
そこから、すべてが始まった

緊縮財政で不平等がむき出しになった時代に生きる私たちを、
本書の著者オーウェン・ジョーンズは、「イギリス政治、混乱の10年」の旅へと誘う。
過去に例を見ないほど、あらゆる政治志向の人々に取材した本書には、
期待だけでなく、幻滅も正直に描かれている。
なぜなら、あやまちと正面から向き合わないかぎり未来はないから。
そうすれば、より公平で平等な世界を築くチャンスがたしかにあるから。

〝私たちの時代〟の到来を望むなら、 そのまえに、過去から学ばなければならない。

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●ガーディアン紙、スペクテイター紙、ニュー・ステイツマン誌の年間最優秀作

●本書への賛辞

政治の推理小説かのようなページターナーで、刺激的であると同時に驚くほど公平な論評。
──リッサ・ベン ニュー・ステイツマン誌

久々に読んだ最高の政治書だ。
──ロッド・リドル スペクテイター紙

ここに描かれた数年間のドラマは、まるでシェイクスピア劇のようだ……この著者は自分の陣営を分析するとき最も力を発揮し、人々を感心させる。
──ロバート・シュリムズリー フィナンシャル・タイムズ紙

この時期の困難について、政治的中道派や右派のジャーナストがこれまで書いてきたどんなものより、はるかに率直な分析と論説だ。
──ジェイムズ・バトラー ロンドン・レビュー・オブ・ブックス誌
目次
はじめに――混乱する国

〈第1部  興隆〉
1− コービン以前
2− 焼け跡からよみがえる
3−「野蛮な闘いになる」──内部抗争
4− 機能不全
5− 選挙運動の進め方

〈第2部  衰退〉
6− ブレグジット・バンダースナッチ
7− 反ユダヤ主義危機
8− 「噓と言いわけの猛吹雪」
9− 崩壊

結論――秩序なき世界で
エピローグ(二〇二一年の付記)
著者略歴(オーウェン・ジョーンズ)
ジャーナリスト。
イギリスのシェフィールドに生 まれ、ストックポートで育ち、オックスフォード大学で歴史を学んだ。
20代で初の著書『チャヴ:弱者を敵視する社会』(小社刊)を上梓。
イギリスの政治社会の欺瞞を鮮やかに分析したこの本が、一躍世界的ベストセラーとなる。
続く『エスタブリッシュメント:彼らはこうして富と権力を独占する』(小社刊)でも、
エリート層の不正義を白日のもとにさらし、再び大ベストセラーになった。
現在も、揺るがぬ正義感のもと、ガーディアン紙やテレビ・ラジオなどで果敢に発言する。
左派の未来を担う重要な論客である。
著者略歴(依田卓巳)
翻訳家。
訳書に『チャヴ』『エスタブリッシュメント』(ともに小社刊)、
『ATTENTION SPAN(アテンション・スパン)』(日本経済新聞出版)、『AGELESS(エイジレス)』(NewsPicksパブリッシング)など多数。
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