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タイトル |
完全版 土地 |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | ■朴景利 [著・文・その他] ■金正出 [監修] ■清水知佐子 [翻訳]
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出版社 |
クオン |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
2800円 |
シリーズ |
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ページ数 |
448p
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Cコード |
0097 |
発売予定日 |
2024-10-10 |
ジャンル |
一般/単行本/外国文学小説 |
ISBN |
9784904855607 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
日本の敗戦を予感しつつ皆が息を潜めている中
ついに解放の日が!
韓国を代表する大河小説
全20巻、世界初の完訳
弘を頼ってハルビンに行った栄光は、独立運動に関わり父と親しかった錫、良絃の実父・相絃らと出会う。
栄善は智異山の家に母が来たことで、兄の満州行きを知る。
西姫は仁川の良絃を気遣い、平沙里の屋敷に連れ戻した。
永八が死んで平沙里の来歴を知る人も少なくなり、代々続く家同士の因縁も新しい世代に払拭されていく。
南姫は延鶴の配慮で晋州の参判家に身を寄せ、尚義は女学校を卒業した。
自分の意思が希薄だった人生を悔やみ、明姫は周囲を驚かせる行動に出る。それを機に集まった海道士やカンセら山の男たちは、スパイを捉えたとの知らせに緊張感を高めた。
そうした中、とうとう皆が待ち望んだ日を迎える。
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目次 |
第五部 第五篇 光の中へ!
二章 合流
三章 山は何も語らず
四章 運の悪い日
五章 冬空
六章 卒業
七章 光の中へ!
訳注
訳者解説 |
著者略歴(朴景利) |
著:朴景利
1926年、慶尚南道統営市生まれ。
晋州高等女学校、ソウル家庭保育師範学校(世宗大学の前身)卒。
1955年に短編小説「計算」でデビュー、1957年に短編「不信時代」で 『現代文学』新人賞受賞。以後、次々と長編作品を発表し、各種文学賞を受 賞して実力派の作家としての地位を確かなものにすると同時に、韓国の女性作家の草分け的存在となった。
1969年から25年間にわたって書き継がれた大河小説『土地』は代表作であり、韓国現代文学における最も優れた作品の一つと評される。また「国民文学」として韓国で愛されてきたベストセラー小説でもある。
1994年に『土地』が完結した後も小説、詩、エッセイを書き続けた。晩年には環境問題に関心を深め、江原道原州の自宅菜園で有機栽培などしながら、意欲的に執筆を続けた。2008年没。享年81歳。 |
著者略歴(金正出) |
監修:金正出
1946年青森県生まれ。1970年北海道大学医学部卒業。
現在、美野里病院(茨城県小美玉市)院長。医療法人社団「正信会」理事長、社会福祉法人「青丘」理事長、青丘学院つくば中学校・高等学校理事長も務める。
著書に『二つの国、二つの文化を生きる』(講談社ビーシー)、訳書に『夢と挑戦』(彩流社)などがある。 |
著者略歴(清水知佐子) |
翻訳:清水知佐子
和歌山生まれ。大阪外国語大学朝鮮語学科卒業。在学中に延世大学韓国語学堂に留学。読売新聞記者などを経て翻訳に携わる。訳書にイ・ギホ『原州通信』、呉貞姫『幼年の庭』、キム・ハナ、ファン・ソヌ『女ふたり、暮らしています。』など。シン・ソンミ『真夜中のちいさなようせい』で第69回産経児童出版文化賞翻訳作品賞受賞。 |