『叛乱論/結社と技術 増補改訂新版』の詳細情報

叛乱論/結社と技術 増補改訂新版
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タイトル 叛乱論/結社と技術 増補改訂新版
サブタイトル
著者 [著者区分]■長崎 浩 [著・文・その他]
■小阪 修平 [解説]
■廣瀬 純 [解説]
出版社 航思社 レーベル 革命のアルケオロジー
本体価格
(予定)
3800円 シリーズ
ページ数 520p Cコード 0010
発売予定日 2024-10-17 ジャンル 一般/単行本/哲学
ISBN 9784906738502 判型 46
内容紹介
叛乱の世紀が到来した

『叛乱論』『結社と技術』が、60年安保と「68年革命」のふたつの闘争のあいだを往還しながら切り拓いた大衆叛乱の地平。
両書を合本・増補改訂して復刊、21世紀の現在、資本主義を終わらせ、世界各地の民衆叛乱に日本でも呼応するべく新たに煽動する。
目次
はじめに

第Ⅰ部 叛乱論
 叛乱論
  Ⅰ 政治の経験 | Ⅱ アジテーターと大衆 | Ⅲ 近代世界と叛乱 | Ⅳ 叛乱の宿命 | Ⅴ 戦後精神の敗北

 叛乱と政治の形成
 戦後政治過程の終焉
 戦後政治思想の退廃
 付・安保闘争における共産主義者同盟――党内闘争のための総括
 ある「永続革命論」の顚末―一八四八年のマルクス
 技術について――武谷三男論
 悲劇の構造
 彩流社版まえがき
 合同出版版あとがき
 彩流社版解説 『叛乱論』とその時代 小阪修平


第Ⅱ部 結社と技術

 結社と技術――叛乱の組織問題
 主体性の死と再生――自分は誰なのか
 大衆にたいしてストイックな〈党〉――レーニンの結社
 ブランキスト百年――私のブランキ


 欺瞞的で自由なゲリラ――戦後のあとの時代における政治と生の世界
 政治的言語のために――「私」の解体と「我々」の再生
 〈私〉の敵は〈我々〉だ――政治の発言について
 〈政治〉の破砕へ――6・15の成熟と解体


 アナルコ・ニヒリズムと政治――『政治的なるものの概念』をめぐって
 ブロンドのライオンまたは政治のなかの反政治


 時代経験と思想――黒田寛一の「技術論」

情況出版版あとがき

あとがき

解説
 長崎浩の世紀はすでに到来している 廣瀬 純
著者略歴(長崎 浩)
長崎浩(ながさき・ひろし)
評論家。1937年生まれ。
東京大学理学部卒業、同大学院数物系中退。63‐70年、東京大学物性研究所助手。以後、東北大学医学部、東京都老人総合研究所、東北文化学園大学に勤務。第一次共産主義者同盟(ブント)で活動、東大全共闘運動に助手共闘として参加。
主な著書に『政治の現象学あるいはアジテーターの遍歴史』(田端書店、1977年/世界書院、2019年)、『日本の過激派――スタイルの系譜』(海燕書房、1988年)、『1960年代――ひとつの精神史』(作品社、1988年)、『叛乱の六〇年代――安保闘争と全共闘運動』(論創社、2010年)、『革命の哲学――1968叛乱への胎動』(作品社、2012年)、『叛乱を解放する――体験と普遍史』(月曜社、2021年)など。
著者略歴(小阪 修平)
小阪修平(こさか・しゅうへい)
思想家、評論家。1947-2007年。
雑誌『オルガン』編集委員代表(1986-1991年)。
著書に、『イラスト西洋哲学史』(共著、JICC出版局)、『非在の海――三島由紀夫と戦後社会のニヒリズム』(河出書房新社)、『思考のレクチュール』1-5(編著、作品社)、『三島由紀夫 vs 東大全共闘 1969-2000』(共著、藤原書店)、『思想としての全共闘世代』(ちくま新書)など。
訳書に、エドワルド・リウス『フォー・ビギナーズ マルクス』、ダヴィッド・スミス『フォー・ビギナーズ 資本論』(ともに現代書館)
著者略歴(廣瀬 純)
廣瀬純(ひろせ・じゅん)
龍谷大学経営学部教授(映画論、現代思想)。1971年生まれ。
著書に『美味しい料理の哲学』(河出書房新社)、『闘争の最小回路』(人文書院)、『アントニオ・ネグリ 革命の哲学』(青土社)、『暴力階級とは何か』『資本の専制、奴隷の叛逆(ともに航思社)、『三つの革命 ドゥルーズ=ガタリの政治哲学』(共著、講談社)、『新空位時代の政治哲学』(共和国)など。
訳書にP・ヴィルノ『マルチチュードの文法』(月曜社)、A・ネグリ『未来派左翼』(NHKブックス)、F・ベラルディ(ビフォ)『ノー・フューチャー』(洛北出版)など。
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