『全共闘晩期 ~川口大三郎事件からSEALDs以後 ~ 』の詳細情報
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タイトル |
全共闘晩期 |
サブタイトル |
川口大三郎事件からSEALDs以後 |
著者 [著者区分] | ■絓 秀実 [著・文・その他] ■花咲政之輔 [著・文・その他]
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出版社 |
航思社 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
2500円 |
シリーズ |
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ページ数 |
272p
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Cコード |
0036 |
発売予定日 |
2024-11-28 |
ジャンル |
一般/単行本/社会 |
ISBN |
9784906738519 |
判型 |
A5 |
内容紹介 |
歴史の歪曲を糺す
1970年7.7華青闘告発の直後の山村(梁)政明の自死につづく川口大三郎虐殺事件と「早稲田解放闘争」、各大学で執られるようになった支配構造とは何か。全共闘後期から2015年SEALDs、さらに現在と未来の社会運動をめぐり数々の問題を剔抉する。
樋田毅のノンフィクション『彼は早稲田で死んだ』、それを原案とするドキュメンタリー映画、代島治彦監督『ゲバルトの杜』は、歴史を歪曲し、真実から目を背けている。
われわれは、記憶し、闘争し、最後まで忘却を拒否する、まつろわぬ者どもである。
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目次 |
巻頭言
本書は何から始まり、何をめざしているか? 絓秀実・花咲政之輔
第Ⅰ部 シンポジウム
映画『ゲバルトの杜』徹底批判
大野左紀子・河原省吾・菅 孝行・
照山もみじ(金子亜由美)・絓 秀実・花咲政之輔
第Ⅱ部 政治の表象/表象の政治
記憶の修正・歴史の偽造―映画『ゲバルトの杜』への心象を起点に 菅 孝行
「川口君事件」をいかに「語る」か 照山もみじ(金子亜由美)
誰のための鎮魂なのか――川口大三郎事件と早大解放闘争は終わらない 河原省吾
暴力への想像力 大野左紀子
川口君追悼とは真逆の虐殺者免罪映画 水谷保孝
樋田毅『彼は早稲田で死んだ』を鼻つまみにし、歴史のくずかごへ 前田年昭
「絶望」と隣り合う「希望」とは如何なる謂か?――代島治彦『ゲバ杜』とその言説・徹底批判 絓 秀実
昂揚会・原理・早稲田リンクス――奥島「改革」後の早大管理監視体制 花咲政之輔
鼎談 虐殺者の側に立つ映画 亀田 博・絓秀実・花咲政之輔
第Ⅲ部 全共闘晩期
「六八年」をめぐる個人的な抵抗 稲川方人
早稲田は誰に住みよいか 津村 喬
梁政明の死 津村 喬
山村(梁)政明の闘争と抵抗 小泉義之
なんとなく、カクマル――「暴力批判論」のために 長濱一眞
内ゲバとアソシエーション 吉永剛志
新左翼とは何だったか―一九六九年の未完の階級構成をめぐって マニュエル・ヤン
天皇制の「永遠」と内ゲバの「終焉」 絓 秀実
関連年表 |
著者略歴(絓 秀実) |
絓 秀実(すが・ひでみ)文芸評論家。1949年新潟県生まれ。
著書に『天皇制の隠語』(航思社)、『アナキスト民俗学』(共著、筑摩選書)、『革命的な、あまりに革命的な』(作品社/増補版ちくま文庫)、『1968年』(ちくま新書)、『反原発の思想史』(筑摩選書)、『対論1968』(共著、集英社新書)、『絓秀実コレクション』全2巻(blueprint)など。 |
著者略歴(花咲政之輔) |
花咲政之輔(はなさき・まさのすけ)早稲田大学構内立ち入り禁止処分者。太陽肛門工房主宰。1967年埼玉県生まれ。
太陽肛門スパパーンのアルバムに『円谷幸吉と人間』『テロリストブッシュと人間』『馬と人間』など。著書に、『ネオリベ化する公共圏』(絓秀実との共編著、明石書店)、『LEFT ALONE』(共著、明石書店)など。 |