『快挙』の詳細情報

快挙
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タイトル 快挙
サブタイトル
著者 [著者区分]白石一文 [著・文・その他]
出版社 鉄筆 レーベル
本体価格
(予定)
720円 シリーズ 鉄筆文庫
ページ数 256p Cコード 0193
発売予定日 2024-05-17 ジャンル 一般/文庫/日本文学、小説・物語
ISBN 9784907580278 判型 文庫(A6)
内容紹介
白石一文史上、最も!?ハッピーエンドな物語。「とにかく、今日は人生で一番嬉しい日だ。やったぞって気分なんだ。」邂逅、結婚、転身、流産、裏切り……夫婦の実相を描いた快作。
カメラマン志望の俊彦はある日、撮影のために訪れた東京・月島の路地で「小料理すま」を営むみすみと出会う。二人はほどなく結婚。やがて俊彦は小説家へと転身を図るが、作家デビューはままならず、みすみは二度の流産で悲嘆に暮れる。そんな折、阪神淡路大震災が発生し、みすみの実家が被災して……。時々に吹き荒れる逆風、荒波に翻弄されながらも懸命に生きる二人。だが、いよいよ追い詰められた俊彦が、命を投げ捨てるほどの覚悟で決断し、掴み取った「快挙」とは。
目次
快挙
1 月島
2 みすみ
3 弔い酒
4 S社の文学新人賞
5 須磨
6 ラジオドラマ
7 幸福な季節
8 〈デスク 今西太郎〉
9 ㆒陣の風
10 絶望
11 雪江
12 尾行
13 夫婦とは なんと佳いもの 向い風 
14 地蔵通り商店街 
15 人生の快挙とは一体何だ
16 左の乳房    
17 新装開店    
18 ベストセラー
19 償い
20 柔らかな空気 
●特別寄稿「こんな恋がしたかった」山田憲和
●あとがき「夫婦の醍醐味とは」 白石一文
著者略歴(白石一文)
1958年福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。文藝春秋勤務を経て、2000 年『一瞬の光』(KADOKAWA)でデビュー。2009年『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』(講談社)で山本周五郎賞、2010年『ほかならぬ人へ』(祥伝社)で直木賞を受賞。近著は『君がいないと小説は書けない』(新潮社)、『ファウンテンブルーの魔人たち』(新潮社)、『我が産声を聞きに』(講談社)、『道』(小学館)、『松雪先生は空を飛んだ』(KADOKAWA)、『投身』(文藝春秋)、『かさなりあう人へ』(祥伝社)など。
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