『ドイツ語圏のコスモポリタニズム ~「よそもの」たちの系譜 ~ 』の詳細情報
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タイトル |
ドイツ語圏のコスモポリタニズム |
サブタイトル |
「よそもの」たちの系譜 |
著者 [著者区分] | 菅 利恵 [編集]
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出版社 |
共和国 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
3600円 |
シリーズ |
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ページ数 |
336p
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Cコード |
0098 |
発売予定日 |
2023-02-25 |
ジャンル |
一般/単行本/外国文学、その他 |
ISBN |
9784907986049 |
判型 |
菊変形 |
内容紹介 |
「よそもの」たちは、世界とどう関わってきたのか?
ユダヤ文化、カント、ロマン主義、テオドール・フォンターネ、トーマス・マン、エルンスト・ブロッホ、ハンナ・アーレント、さらにイルマ・ラクーザや多和田葉子まで。地域・空間・時間を超えた「コスモポリタニズム」(世界市民主義)の理念はどのように形成され、議論されてきたのかを問う気鋭の研究者8名による論集。
執筆者=菅利恵(京都大学教員)、高橋優 (福島大学教員)、西尾宇広 (慶應義塾大学教員)、磯崎康太郎 (福井大学教員)、山室信高 (東洋大学教員)、吉田治代 (立教大学教員)、渡名喜庸哲 (立教大学教員)、新本史斉 (明治大学教員)
3600円+悪税
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目次 |
はじめに――コスモポリタニズムと「よそもの」(菅利恵)
第1章 「永遠平和」への道――ヴィーラントとカント(菅利恵)
第2章 「詩的国家」と「世界共和国」――ロマン主義におけるコスモポリタニズム(高橋優)
第3章 「世界文学」の十九世紀――「多様性における統一」の理念をめぐって(西尾宇広)
第4章 十九世紀後半におけるコスモポリタニズムとフォンターネ『エフィ・ブリースト』(磯崎康太郎)
第5章 「我あるところドイツあり」――トーマス・マンのコスモポリタニズム(山室信高)
第6章 歴史への遡行、世界市民的介入――トレルチとブロッホ(吉田治代)
第7章 ハンナ・アーレントとコスモポリタニズム(渡名喜庸哲)
第8章 二十一世紀の越境する創作者たちが描く、もう一つのコスモポリタニズム――なまり、言い間違い、同音反復、そして翻訳(新本史斉)
おわりにかえて――ドーロホフの目(菅利恵)
ドイツ語圏のコスモポリタニズム 略年表 |
著者略歴(菅 利恵) |
1971年、福岡県に生まれる。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(人間・環境学)。現在は、京都大学教授。専門は、ドイツ文学・文化。
著書に、『「愛の時代」のドイツ文学――レンツとシラー』(2018)、『ドイツ市民悲劇とジェンダー――啓蒙時代の「自己形成」』(2009、いずれも彩流社)がある。
ほかの執筆者:
高橋 優 (福島大学教員)
西尾 宇広 (慶應義塾大学教員)
磯崎 康太郎 (福井大学教員)
山室 信高 (東洋大学教員)
吉田 治代 (立教大学教員)
渡名喜 庸哲 (立教大学教員)
新本 史斉 (明治大学教員) |