『アートの潜勢力』の詳細情報

アートの潜勢力
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タイトル アートの潜勢力
サブタイトル
著者 [著者区分]岡田 温司 [著・文・その他]
出版社 共和国 レーベル
本体価格
(予定)
2700円 シリーズ
ページ数 280p Cコード 0071
発売予定日 2024-06-07 ジャンル 一般/単行本/絵画・彫刻
ISBN 9784907986940 判型 46変形
内容紹介
五感を挑発し、人間だけに可能なアートの謎と魅力。
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岡﨑乾二郎にとってのアートとは?
なぜモディリアーニの描く肖像画は目が塗りつぶされているのか? 
退廃の美を描くエゴン・シーレと神との関係は? 
スマホは人間の感性をどう変容させるのか?
そもそも美術作品は修復保存される必要があるのか?
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パウル・クレー、パゾリーニから山中現をはじめとする国内外の作品まで、著者の美術批評を1冊に集成。「モダニズム」「アナクロニー」「アントロポセン(人新世)」を切り口に、近現代アートの入門書として、また精緻な批評としても読むことができる、出色のエッセイ集。
カラーを含む図版も多数収録。
目次
まえがき、あるいは出発としての花田清輝と林達夫

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I 開かれとしてのモダニズム
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岡﨑乾二郎という「謎」
影・窓・痕跡──山中現の版画の世界
仮面の戯れ──柄澤齊の肖像画
「気配」と「たたずまい」──小林且典への手紙
パウル・クレー、あるいは「中間領域」の思索と創作
受肉するシーレ

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II  アナクロニーとしての批評
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ボローニャのヤヌスたち──ロンギ、モランディ、パゾリーニ
ケネス・クラーク再訪──『名画とは何か』の文庫化に寄せて
アルテ・ポーヴェラの先見性
「気分」の肖像画──モディリアーニの人物たち
スマホ人間どこに行く!?

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III  アントロポセン下のアート
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女性アーティストとしての自然──エルンスト・ヘッケルにおける「芸術衝動」
山口啓介、あるいは根源のアート
作品のなか/としての時間──ゴンザレス゠トレス、井田照一、ロマン・オパルカ
芸術・免疫・例外状態
記憶と忘却のあいだ──現代美術の保存と修復をめぐって
 
あとがき
著者略歴(岡田 温司)
1954年、広島県に生まれる。2020年、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を退職。現在は、京都大学名誉教授、京都精華大学特任教授。専攻は、西洋美術史。
 著書に、『キリストと性』(岩波新書、2023)、『反戦と西洋美術』(ちくま新書、2023)、『ネオレアリズモ──イタリアの戦後と映画』(みすず書房、2022)、『フロイトのイタリア──旅・芸術・精神分析』(人文書院、2008、読売文学賞)、『モランディとその時代』(人文書院、2003、吉田秀和賞)など多数、
 訳書に、ジョルジョ・アガンベン『創造とアナーキー──資本主義宗教の時代における作品』(共訳、月曜社、2022)、同『王国と楽園』(共訳、平凡社、2021)など多数がある。
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