『京大吉田寮百年物語 ~現役最古の学生寮がたどった歴史と寮自治 ~ 』の詳細情報

京大吉田寮百年物語
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タイトル 京大吉田寮百年物語
サブタイトル 現役最古の学生寮がたどった歴史と寮自治
著者 [著者区分]吉田寮百年物語編集委員会 [編集]
出版社 小さ子社 レーベル
本体価格
(予定)
3000円 シリーズ
ページ数 480p Cコード 0037
発売予定日 2025-07-31 ジャンル 一般/単行本/教育
ISBN 9784909782182 判型 46
内容紹介
何回かの廃寮危機を乗り越え、現在も学生による自治運営を続ける京都大学吉田寮。
1897年の京都帝国大学寄宿舎創設から、京都大学当局による吉田寮現棟・寮食堂明渡請求訴訟が起こされた翌年の2020年までを対象とし、その歩みをたどる。
京都大学新聞の連載企画を再構成。

吉田寮自治会と京都大学新聞社の全面協力により、多くの一次資料を参照し、出典を詳記。
さらに、
旧制三高以来各時代の図面を掲載した【図面でみる吉田寮】
歴史上の興味深いトピックをとりあげた【コラム】
一次資料を解説とともに紹介する【史料からみる吉田寮】
当事者が振り返る記録【証言】
関係者が特定のテーマについて考察する【論考】
など、よみもの・解説も充実、写真も多数収録した、吉田寮歴史本の決定版。

■目次■
第1章 創設と移転から終戦まで(1897年~1945年)
第2章 戦後の混乱、増寮運動(1945年~1967年)
第3章 学生部封鎖、第一次在寮期限(1968年~1989年)
第4章 寮空間の多様化、食堂補修・新棟建設(1990年~2014年)
第5章 老朽化対策交渉の停滞から「第二次在寮期限」へ(2015年~2020年)

【コラム】
もう一つの吉田寮―「吉田西寮」小史―
森毅と京大
竹本処分粉砕闘争
旧寮・新寮・新々寮と「新々寮四条件」
吉田寮の資料室─一次資料の蓄積─
京大の耐震化推進(一)取り残される吉田寮、西部講堂
同(二)二度目の吉田寮耐震調査
新棟建設とオールジェンダートイレ
吉田寮をめぐる予算
近年の大学運営方式の変化
市民と考える吉田寮再生百年プロジェクト

【史料からみる吉田寮】
河上肇教授講話(一九一五年)
確約「吉田寮現棟(管理棟・居住棟)の建築的意義」(二〇一二年)ほか全11記事

【証言】
自炊の安全と調理場の改修を達成した吉田寮の自治(冨岡勝・奈倉道隆)
新寮(熊野寮)建設闘争の記憶(折茂勝巳・山本駿一)
寮生活は思想を育む(髙橋龍太郎)
文化部情報局再建と資料集公刊(山本英司)
自主管理空間としての吉田寮食堂(唐仁原俊博)
生活ぐるみの異文化交流―留学生への日本語学習支援の経験から―(藤吉圭二)
家族で入寮するまでの経緯―セーフティネットとしての機能―(松野晴美)

【論考】
初代総長 木下広次と寄宿舎(冨岡勝)
吉田寮現棟・食堂「京大最古」の建築的価値(編集委員会)
戦前期吉田…
目次
第1章 創設と移転から終戦まで(1897年~1945年)
  創設から一時閉舎まで/寄宿舎移転から終戦まで

第2章 戦後の混乱、増寮運動(1945年~1967年)
  戦後の混乱/増寮運動

第3章 学生部封鎖、第一次在寮期限(1968年~1989年)
  学生部封鎖/第一次在寮期限

第4章 寮空間の多様化、食堂補修・新棟建設(1990年~2014年)
  寮空間の多様化 団交確約体制の再確立/新寮獲得から現寮補修の模索へ/食堂補修・新棟建設の決定と歴史的価値の発見

第5章 老朽化対策交渉の停滞から「第二次在寮期限」へ(2015年~2020年)
  当局執行部の交代と交渉の停滞/「入寮募集停止」をめぐる争い/全寮生への退去通告/争いは法廷へ

■コラム■
1 もう一つの吉田寮―「吉田西寮」小史―(盛田良治)
2 森毅と京大(編集委員会)
3 竹本処分粉砕闘争(編集委員会)
4 旧寮・新寮・新々寮と「新々寮四条件」(長谷川吉典)
5 吉田寮の資料室─一次資料の蓄積─(長谷川吉典)
6 京大の耐震化推進(一)取り残される吉田寮、西部講堂(編集委員会)
7 京大の耐震化推進(二)二度目の吉田寮耐震調査(編集委員会)
8 新棟建設とオールジェンダートイレ(大隅楽)
9 吉田寮をめぐる予算(編集委員会)
10 近年の大学運営方式の変化(編集委員会)
11 市民と考える吉田寮再生百年プロジェクト(喜友名正樹・繁澤良介)

■史料からみる吉田寮■
1 河上肇教授講話(一九一五年)
2 敗戦直後の舎生の生活(一九四五年)
3 奥田東「学寮に寄せる」(一九六五年)
4 佐佐木綱「青春を謳歌できる京大らしい寮を」「学寮について思うこと」(一九八四年)
5 一九八六年度入寮パンフレット『生活指南』への森毅・浅田彰寄稿文(一九八六年)
6 住友則彦「寮生との一年間を振り返って」(一九八八年)
7 西島安則「吉田寮在寮期限設定に伴う一連の措置の完了について( 所感)」 (一九八九年)
8 あっきー「あついぜ‼ 吉田寮炎上」(一九九七年)
9 尾池和夫「京都大学吉田寮を訪ねて」(二〇〇九年)
10 西村周三「学寮の意義について」(二〇一〇年)
11 確約「吉田寮現棟(管理棟・居住棟)の建築的意義」(二〇一二年)

■証言■
1 自炊の安全と調理場の改修を達成した吉田寮の自治(冨岡勝・奈倉道隆)
2 新寮(熊野寮)建設闘争の記憶(折茂勝巳・山本駿一)
3 寮生活は思想を育む(髙橋龍太郎)
4 文化部情報局再建と資料集公刊(山本英司)
5 自主管理空間としての吉田寮食堂(唐仁原俊博)
6 生活ぐるみの異文化交流―留学生への日本語学習支援の経験から―(藤吉圭二)
7 家族で入寮するまでの経緯―セーフティネットとしての機能―(松野晴美)

■論考■
1 初代総長 木下広次と寄宿舎(冨岡勝)
2 吉田寮現棟・食堂「京大最古」の建築的価値(編集委員会)
3 戦前期吉田寮のアジア人留学生たち(盛田良治)
4 寮「自治」考 「責任ある自治」とは何か(福家崇洋)
5 入寮枠の性別要件をめぐる歴史(大隈楽)
6 吉田寮と大学の「確約」について(木村大治)
7 三つの史料に見る団交というコミュニケーション(編集委員会)
8 自治寮が培う生活の自律性(奈倉道隆)
9 学生生活委員として感じたこと(伊勢田哲治)
10 「建築文化財」京大寄宿舎(吉田寮)の保存・活用(中尾芳治)
11 近年の「教育寮」「国際学生寮」と吉田寮(冨岡勝)

■図面でみる吉田寮■
■吉田寮関連年表■
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