『映画興行分析』の詳細情報

映画興行分析
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タイトル 映画興行分析
サブタイトル
著者 [著者区分]宇野維正 [著・文・その他]
出版社 blueprint レーベル
本体価格
(予定)
3500円 シリーズ
ページ数 528p Cコード 0074
発売予定日 2024-07-03 ジャンル 一般/単行本/演劇・映画
ISBN 9784909852533 判型 A5
内容紹介
 『映画興行分析』は、宇野維正が2015年からリアルサウンド映画部にてスタートした週刊連載「宇野維正の興行ランキング一刀両断!」の約400本におよぶ記事を再編集してまとめた一冊。興行通信社が毎週発表している『今週の映画ランキング』約9年分を、映画ジャーナリストならではの鋭い視点で読み解いていった528ページにおよぶ大著だ。さらに、1年ごとに書き下ろしのコラム「映画興行概論」を収録し、2016年7月から2024年4月までの足かけ9年で、映画興行を取り巻く環境がどのように変化したのかを概観できる貴重な資料にもなっている。

 本書の帯に「激動の映画興行10年史」とあるように、2019年に歴代最高興収を記録した日本映画界は、コロナ禍の2年を経て、国内アニメーション映画のメガヒット作、入場者プレゼントによる興収の嵩上げやコンサート映画の増加などをもたらした観客のファンダム化、そして本格化しつつあるIPの世界展開を軸とする、これまでとまったく別のビジネスモデルへと転生した。『ハリウッド映画の終焉』でアメリカ映画界の崩壊と失われつつある映画文化の現状に警鐘を鳴らした筆者が、ライフワークとして執筆してきた「どこにも忖度をしない興行分析」。記録や数字の向こうから見えてくる真相とはーー。
目次
著者略歴(宇野維正)
1970年、東京都生まれ。映画・音楽ジャーナリスト。米ゴールデン・グローブ賞国際投票者。「リアルサウンド映画部」アドバイザー。映画誌やファッション誌での連載のほか、YouTubeやPodcastでも精力的に活動。著書に『1998年の宇多田ヒカル』(新潮新書)、『くるりのこと』(くるりとの共著、新潮社)、『小沢健二の帰還』(岩波書店)、『日本代表とMr.Children』(レジーとの共著、ソル・メディア)、『2010s』(田中宗一郎との共著、新潮社)、『ハリウッド映画の終焉』(集英社新書)などがある。
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