『昭和史幻燈』の詳細情報

昭和史幻燈
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タイトル 昭和史幻燈
サブタイトル
著者 [著者区分]鈴木 召平 [著・文・その他]
出版社 古小烏舎 レーベル
本体価格
(予定)
2300円 シリーズ
ページ数 488p Cコード 0092
発売予定日 2024-12-19 ジャンル 一般/単行本/日本文学詩歌
ISBN 9784910036069 判型 46
内容紹介
「二つの民族の中で、私はひょっこり生まれた昆虫でしかなかった。」
 
昭和3年(1928)、植民地下の南朝鮮・釜山に生まれ育ち、昭和初期の日本、戦争、民族、家族の崩壊、ふるさとの消失を、小さな体全体で受け止め過ごした少年時代。以来、「肉体的望郷」に突き動かされ、日本と朝鮮半島、近代と現代、記憶と記録のはざまをさまよいながら、詩で繋ぎ、小説で語り、新羅凧を作り海峡に揚げ続けた詩人・鈴木召平の遺稿作品集。
(四つの小詩集からなる「最終詩集」と自伝的小説『墓山の凧』他を収録した「小説集」)
目次
〈詩篇(四つの小詩集からなる「最終詩集」)〉
Ⅰ 昭和史幻燈/Ⅱ 草梁洞大成座/Ⅲ 終戦譜/Ⅳ 輪廻半月
 
〈野史篇〉
Ⅴ 凧の科学/Ⅵ ハイシャンケンキチの沈黙/Ⅶ 焼土史「宮崎宣久」の場合
 
〈小説篇〉
Ⅷ 赤土と風―外地断章/Ⅸ 北埠頭―ハカタメモランダム/Ⅹ 墓山の凧―肉体的望郷
 
鈴木召平追悼文集/鈴木召平年譜
 
著者略歴(鈴木 召平)
1928年、朝鮮半島釡山生まれ。福岡市の旧制西南学院中学部卒業。映写技師、舞台照明、デザイナー、古物商等を経験しつつ詩人として活動。福岡県詩人賞(1974年)。「PARNASSIUS」「九州 記録と芸術の会」同人。「新羅凧」 の名人、「凧館」主人としても知られた。代表作に『墓山の凧(肉体的望郷)』(たいまつ社、1979年)、『北埠頭』(葦書房、1983年)等がある。2023年(令和5年)、95歳で死去。
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