『人と人のあいだを生きる ~最終講義エイブル・アート・ムーブメント ~ 』の詳細情報

人と人のあいだを生きる
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タイトル 人と人のあいだを生きる
サブタイトル 最終講義エイブル・アート・ムーブメント
著者 [著者区分]■播磨 靖夫 [著・文・その他]
■鷲田 清一 [解説]
出版社 どく社 レーベル
本体価格
(予定)
2500円 シリーズ
ページ数 Cコード 0036
発売予定日 2025-01-31 ジャンル 一般/単行本/社会
ISBN 9784910534084 判型 46変形
内容紹介
ケアとアートをむすぶ先駆者として半世紀—
障害のある人の表現に“可能性”を見出し、
周縁から「生の尊厳ある社会」を導いた、
思想家・運動家によるラストメッセージ。

人と人のあいだを生きる——
生をより深く、美しく変える
エイブル・アート・ムーブメント。

「みなさん、こんにちは。いま紹介がありました、播磨と申します。今日はわずかな時間ではありますが、我々が取り組んでいる『エイブル・アート・ムーブメント』について、また、ケアについてお話をしたいと思います——」(本文より)

障害のある人の生きる場「たんぽぽの家」づくりをはじめ、
わたぼうし音楽祭、エイブル・アート・ムーブメント(可能性の芸術運動)、
Good Job!プロジェクトなど、ケアとアートをむすぶ数々の市民運動を提唱・実践し、
2024年秋、生涯に幕を閉じた文化功労者・播磨靖夫(享年82)。
その活動を集大成した「最終講義」を、未来に向けてーー

解説・鷲田清一(哲学者)
播磨さんが口にされたこんな言葉が今もあざやかに耳に残っている。 
——「遠いところ、弱いところ、小さいところに種があるのです」

他者と生きる社会のはじめかた
目次
はじめに

◾️最終講義 エイブル・アート・ムーブメント
人の痛みは、制度だけでは救えない/「美は悲しみにあり」/芸術運動の拠点「アートセンターHANA」/オンリーワンの活動が、コンベンションセンターにも/すべての人間に眠るアートのDNA/新しい思想としてのエイブル・アート/私は、私と私の環境/エイブルアート・カンパニー/アート×デザイン×しごと Good Job!センター香芝/ユーモラスな張り子を3Dプリンタで/愛と祈りの継承 NEW TRADITIONAL/アートの社会化/社会のアート化/障害のある人のアートをどう見るか/人間はつながりのなかに生きている/自ら額に汗して状況をつくる—企業との協働/社会を動かす7つのP/「アートは、概念を壊す」/宇宙は故郷である

◾️可能性の芸術論
「魂の芸術家」たちのアートと生命をおりなす新しい芸術運動
アートリンクから生まれる生命の新しいかたち
障害者アートと人権
社会連帯とアートの役割

◾️播磨靖夫の視点原点—もっとも笑うやつが最後に勝つ
ペンの力と、ただ人の運動と
生涯“小僧”の在野精神
学びを自分たちの手に取り戻す
人間みな同じで、人間みな違う
もっとも笑うやつが最後に勝つ
もうひとつの共生の試み
「裏作」で何かを創造しよう

あとがきにかえて―斜めはすかいで異所懸命に
本書出版にあたって 
解説 播磨さんの達観 鷲田清一(哲学者)
著者略歴(播磨 靖夫)
1942年、台北生まれ、兵庫県宝塚市出身。毎日新聞社記者を経て、フリージャーナリストに。一般財団法人たんぽぽの家理事長、社会福祉法人わたぼうしの会理事長として、障害のある人たちの生きる場「たんぽぽの家」づくりを市民運動として展開。アートと社会の新しい関係をつくる「エイブル・アート・ムーブメント(可能性の芸術運動)」を提唱し、障害のある人による芸術表現活動隆盛の礎を築いた。1999年より「ケアする人のケア」プロジェクト、2006年からは「アートミーツケア学会」を立ち上げるなど、ケアの文化の創造を目指す。2012年からは、障害のある人のあたらしい働き方や仕事づくりを提案する「Good Job!プロジェクト」を展開し、2016年に「グッドデザイン賞」金賞を受賞するなど、福祉の可能性を切り拓いた。同年、「Good Job! センター香芝」を立ち上げ、2017年に「奈良県景観デザイン賞」知事賞・建築賞および「グッドデザイン賞」ベスト100を受賞。日本ボランティア学会副代表、日本障害者芸術文化協会(現特定非営利活動法人エイブル・アート・ジャパン)常務理事、特定非営利活動法人日本NPOセンター代表…
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