『宮沢賢治の地平を歩く』の詳細情報

宮沢賢治の地平を歩く
AmazonカートAmazonで予約する
タイトル 宮沢賢治の地平を歩く
サブタイトル
著者 [著者区分]太田昌孝 [著・文・その他]
出版社 クロスカルチャー出版 レーベル CPC
本体価格
(予定)
2000円 シリーズ
ページ数 250p Cコード 0095
発売予定日 2024-04-26 ジャンル 一般/単行本/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN 9784910672175 判型 A5
内容紹介
『春と修羅』刊行から100年、賢治文学の神髄に迫る。30年の間に試みた花巻でのフィールドワークと宮沢清六(賢治の弟)さんへの聞き取りを基礎にしたもの。なめとこ山の熊論、セロ弾きゴーシュ論、宮沢賢治の挑戦、資料「宮沢賢治研究Ⅰ」などから構成、「法華経」をキーワードに賢治作品の核心に触れる渾身の一冊。
目次
はじめに
第1章 宮沢賢治の地平を歩く―様々な実践を通して―
1  賢治文学の魅力―常葉橘高校での実践を踏まえて―
2  「雲の信號」と「稲作挿話」
3  「告別」にこめた賢治の決意―修文大学での講義を含めて―
4  宮沢清六氏との出会い―宮沢家の居間にて―
5  現代に生きる賢治作品―愛知県立芸術大学生たちの試み―
第2章 『なめとこ山の熊』論―物語世界からの救済―
はじめに
 1  『なめとこ山の熊』から読み取れる現実のヒエラルキー
2  弱肉強食の摂理
第3章 『セロ弾きのゴーシュ』論―「開示悟入」をキーワードに―
1  ゴーシュの背景
2  法華経の存在
3  動物たちの役割と背景
4  法華文学の創作の理想を求めて
第4章 宮沢賢治の挑戦―超現実の陰影を求めて―
1  超現実の仕組みと賢治作品
2  ユーモアと超現実
3  『銀河鉄道の夜』解題Ⅰ―賢治と超現実―
4  『銀河鉄道の夜』解題Ⅱ―鳥を捕る男―
5 エクリチュールの行方
資料  (論文 宮沢賢治研究1―大正4年から大正10年に至る賢治の信仰心の変遷を中心に―
A Study of Kenji-Miyazawa No.1)
おわりに
宮沢賢治略年譜
著者略歴(太田昌孝)
 愛知県生まれ。博士(人間文化学)。名古屋市立大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了。国立長岡高専教授を経て名古屋短期大学教授。著書『詩人 西脇順三郎 その生涯と作品』(小社刊、加藤孝男と共著)、『西脇順三郎と小千谷』(風媒社刊)等。
他の書籍を検索する