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タイトル |
東亜芸術 復刻版 |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | 戦暁梅 [解説]
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出版社 |
琥珀書房 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
39000円 |
シリーズ |
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ページ数 |
700p
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Cコード |
3470 |
発売予定日 |
2024-10-08 |
ジャンル |
専門/ムック・その他/芸術総記 |
ISBN |
9784910993294 |
判型 |
A5 |
内容紹介 |
明治の欧化政策からの転換期、大正初期に刻まれた東洋芸術の模索と抵抗―
「特に今日東亞の藝術が西歐藝術の威風の下に氣息奄々たるの實況を見るに及んで豈に長嘆大息せざるを得んや。吾徒茲に慨する所あり、同志胥謀り東亞藝術の恢興を以て目的と爲し、本誌發刊の舉を敢てするに至れり。江湖博雅の君子、若し吾徒と感を同ふせば冀くは、吾徒の斯舉を河漢視する勿れ。」(『東亜芸術』創刊号冒頭より抜粋)
明治期の西欧偏重の美術界の在り方が問い直され、首都では東京大正博覧会が盛況をあげるなか、近代以降の東洋の伝統に立脚した様々な芸術がなおざりにされていく現状に異を唱えた雑誌がうまれる。
「現代唯一之東洋文藝美術雑誌」と銘打たれ、書・画・建築・文藝・宗教・歴史と各界一級の人士を招き東亜の芸術の隆盛を目指した短命なる本誌は、転換期の唯一無二の営みを伝える。
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目次 |
「時代を映し、時流に抗う異色の雑誌」
・一、書画に造詣の深い執筆陣、美術論から文明論まで展開
・二、東京大正博覧会書部門の審査不公に対する筆誅
・三、近代日中美術交流の視点から―廉泉と小萬柳堂書画コレクションをめぐる情報
・まとめ |
著者略歴(戦暁梅) |
2001年総合研究大学院大学博士(学術)。
東京工業大学准教授を経て、現在、国際日本文化研究センター教授。専門は日中近代美術交渉史。
著書に『鉄斎の陽明学』(勉誠出版、2004年)、共編著に『近代中国美術の胎動』(瀧本弘之との共編、アジア遊学168、勉誠出版、2013年)、『近代中国美術の辺界ー越境する作品、交錯する藝術家』(瀧本弘之との共編、アジア遊学269、勉誠出版、2013年)。論文に「渡辺晨畝と「日満聯合美術展覧会」」(上垣外憲一編『一九三〇年代東アジアの文化交流』思文閣出版、2013年)などがある。 |