『ジャッカ・ドフニ 大切なものを収める家 ~サハリン少数民族ウイルタと「出会う」 ~ 』の詳細情報

ジャッカ・ドフニ 大切なものを収める家
AmazonカートAmazonで予約する
タイトル ジャッカ・ドフニ 大切なものを収める家
サブタイトル サハリン少数民族ウイルタと「出会う」
著者 [著者区分]■北海道立北方民族博物館 [監修]
■高島屋史料館TOKYO [編集]
出版社 図書出版みぎわ レーベル
本体価格
(予定)
2600円 シリーズ
ページ数 200p Cコード 0039
発売予定日 2024-09-04 ジャンル 一般/単行本/民族・風習
ISBN 9784911029121 判型 A5
内容紹介
かつて網走にあった、小さな資料館を未来に伝える――
北海道のオホーツク海に面した網走の地に、「ジャッカ・ドフニ」と呼ばれたサハリン少数民族の資料館が存在した。「ジャッカ・ドフニ」は、ウイルタ語で「大切なものを収める家」を意味し、北方少数民族であるウイルタのほか、ニヴフ、サハリンアイヌといった、サハリンに暮らした人々の生活や文化を伝えることを目的とした私設資料館だった。
2024年、髙島屋史料館TOKYOで開催された展覧会を図録で再現、貴重な資料をオールカラーで掲載する。
目次
 はじめに
  ジャッカ・ドフニを未来へつなぐ

第1章 サハリン(樺太)
 サハリン島の歴史/ジャッカ・ドフニ年表/ウイルタについて

第2章 ジャッカ・ドフニ
 ジャッカ・ドフニの設立/ゲンダーヌさん/北川アイ子さん
 北海道網走に暮らした北川アイ子さんの生活(撮影/1997-1998年)

私たちが見たジャッカ・ドフニ
 私の見たゲンダーヌさんと北川アイ子さん 瀧口夕美
 曖昧な国境と国籍 黒川創
 対談 私たちが見たジャッカ・ドフニ 瀧口夕美・黒川創

第3章 ウイルタの文化
 ジャッカ・ドフニの展示/衣服類/かぶりもの/儀式の道具類/トナカイ飼育
/白樺樹皮容器
 宮本馨太郎作品「オロッコ・ギリヤークの生活」(1938年8月)

第4章 交流のあった民族
 サハリン島の先住民族・少数民族
 北川アイ子『私の生いたち』

特別掲載 新田樹「雪」

解説
 日本帝国と樺太先住民族 加藤絢子
 日露/日ソの境界変動と樺太アイヌの歴史 田村将人
 ジャッカ・ドフニと博物館の歴史と構造 犬塚康博
 民族の心――北川アイ子さんとの対話から 弦巻宏史
 資料館ジャッカ・ドフニ 90年代を振り返る 青柳文吉
著者略歴(北海道立北方民族博物館)
北方諸地域に生活する先住民の文化と歴史を研究し、その成果を広く一般に普及することを目的として1991年2月10日に開館。グリーンランドから北欧まで、アイヌ文化を含めた北方民族の文化とオホーツク文化を紹介する、国内では唯一、世界的にも数少ない北方地域を専門とする博物館。常設展示では世界各国から集めた約900点を衣食住、生業等のテーマ別に展示し、北方に暮らす人びとの文化を紹介する。
著者略歴(高島屋史料館TOKYO)
重要文化財である日本橋髙島屋S.C.本館に、2019年3月に開館。展示室と旧貴賓室(セミナールーム)にて、展示活動に加えトークイベントやワークショップなどを開催。これまで扱ってきたテーマは、建築・都市から百貨店、ショッピングモール、ひいては来訪神、北方少数民族ウイルタまで多岐にわたる。また、こうした企画展がわずか50㎡の展示室において盛りだくさんな情報量で展開されることから、一部では展示スタイルが「史料館TOKYO方式」として話題に。
他の書籍を検索する