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タイトル |
誘惑者 上 |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | ■ヘルマン・ブロッホ [著・文・その他] ■古井 由吉 [翻訳]
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出版社 |
あいんしゅりっと |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
2900円 |
シリーズ |
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ページ数 |
576p
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Cコード |
0097 |
発売予定日 |
2024-11-22 |
ジャンル |
一般/単行本/外国文学小説 |
ISBN |
9784911290026 |
判型 |
B6変形 |
内容紹介 |
20世紀ドイツ文学を代表する作家であるヘルマン・ブロッホの死後に遺稿から編纂された長編小説をドイツ文学者・古井由吉が翻訳した言語芸術の最高峰ともいえる名作を復刊。本作の訳業は古井由吉が作家への道を歩むきっかけのひとつに。
山間部の山村で素朴に生活を営む人々。その村に都会から「誘惑者」が流れつき、しだいに村は「誘惑者」の妄想に浸透されていく。語り手である田舎医師を通して描かれる、村人たちの空疎な熱狂と荘厳なる自然。筑摩世界文學体系(1973年2月刊行)に収録の同名作品の復刊。コンパクトサイズ、1段組で読みやすく。
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目次 |
◆誘惑者 上
語り手のまえがき
1章 漂泊者
2章 黄金
3章 夢
4章 思い出
5章 素朴
6章 不安 |
著者略歴(ヘルマン・ブロッホ) |
1886年ウィーンでユダヤ系の裕福な紡績業者の長男として生まれ、実業家としての道を歩むも一転、1927年に工場を売却し、その後ウィーン大学で聴講生として数学、哲学、心理学を学ぶ。1931年から1933年に長編小説『夢遊の人々』を発表。1938年にナチスに逮捕拘禁されるも、拘束中に『ウェルギリウスの死』の執筆を続ける。ジェイムズ・ジョイスなど外国作家たちの尽力で解放後イギリスを経て、アメリカへ渡る。1945年に『ウェルギリウスの死』、1950年に『罪なき人々』を発表。プリンストン大学で群衆心理学を研究し、論文を発表。ノーベル文学賞候補となるも、1951年死去。『誘惑者』は生前には発表されず、遺稿を整理する形で1953年に全集に収められる。 |
著者略歴(古井 由吉) |
小説家、ドイツ文学者。1937年生まれ。東京大学大学院独語独文学専攻修士課程を修了後に、金沢大学、立教大学で教鞭を執る。1968年に最初の小説『木曜日に』を発表。1971年に『杳子』で芥川賞受賞。主な作品に『栖』『槿』『仮往生伝試文』など。ムージル『愛の完成』『静かなヴェロニカの誘惑』を翻訳。2020年に死去。 |