『モーツァルト 父の夢、子の夢 ~往復書簡から読み解く「父と子のデュオドラマ」 ~ 』の詳細情報

モーツァルト 父の夢、子の夢
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タイトル モーツァルト 父の夢、子の夢
サブタイトル 往復書簡から読み解く「父と子のデュオドラマ」
著者 [著者区分]モーツァルトの手紙を読む会 [編集]
出版社 株式会社音楽之友社 レーベル
本体価格
(予定)
2500円 シリーズ
ページ数 216p Cコード 1073
発売予定日 2024-05-25 ジャンル 教養/単行本/音楽・舞踊
ISBN 9784276222717 判型 A5
内容紹介
モーツァルトはその短い生涯のほぼ3分の1を旅に費やした。職探しの旅とされる「マンハイム=パリ旅行」(1777年9月23日~1779年1月15日)は、そのなかでも重要な旅のひとつで、初めて父親が息子に同伴しなかった旅でもあった。本書は、この旅の際にレオポルトとヴォルフガング父子が交わした往復書簡のなかから、父子の興味深い関係を窺い知ることができる手紙を厳選し、両者の掛け合いに主軸を置いて「会話性」を持たせたもので、父子による「デュオドラマ(2人だけの対話劇)」の魅力を伝える書簡集となっている。モーツァルト・ファンだけでなく、すべての音楽ファン必携の一冊。
目次
はじめに
モーツァルトの「マンハイム=パリ旅行」
父と子の往復書簡
 ・出発に際して〔手紙グループS1~S2〕
 ・ミュンヘンにて〔手紙グループM1-1~M4〕
 ・アウクスブルクにて〔手紙グループA1-1~A4-2〕
 ・マンハイムにて〔手紙グループMH1-1~MH6〕
   ―マンハイム到着から1777年末まで―
 ・マンハイムにて〔手紙グループMH7-1~MH15-2〕
   ―1778年初頭からパリに旅立つ1778年3月まで―
 ・パリにて〔手紙グループP1~P6〕
   ―パリ到着から1778年5月末まで―
 ・パリにて〔手紙グループP7-1~P12〕
   ―母親の死からパリ出発の直前まで―
 ・再びザルツブルクへ〔手紙グループR1-1~R8〕
   ―パリ出発から帰郷まで―
おわりに
訳者あとがき
著者略歴(モーツァルトの手紙を読む会)
2015年の年末に有志数名が集まり結成。モーツァルト家の家族で交わされた手紙、特に息子ヴォルフガングと父レオポルトの手紙に焦点をあて、読書会を月1回のペースで実施。書簡に若干の編集を加え、資料としての面白さを保ちながら、父子の心のひだに分け入るように丁寧に読み込むことが基本方針。このために一語一語、一文一文に注意を払い、両者の息づかいを感じつつ、二人の真の人物像にたどり着くように努めている。また難解なドイツ語文、当時の表現や南ドイツ特有の言い回しについては、その都度この方面に明るいドイツ人に教えを乞うている。
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