【巻頭エッセイ】 レイジーな読者がフォークナーを読んでみた――音の玉手箱としての『八月の光』●下河辺美知子
【特集:〈涙の道〉の南部文学】 「オールド・ガーデン(故郷の庭・いとしい庭)」は奪われたのか――レスリー・Ⅿ・シルコウの『砂漠にある庭』●荒このみ
強制移住の前と後――現代チョクトー作家リアン・ハウの『シェル・シェイカー』●余田真也
「ひとびとが泣き歩いた道」の記憶の継承/表象――ダイアン・グランシー『熊を押す』とフォークナーをめぐって●長岡真吾
南部を越えて南西部へ――ウィリアム・フォークナーとルドルフォ・アナヤのビルドゥングスロマンにおけるインディアン表象をめぐって●松原陽子
【新連載】 カーソン・マッカラーズの小説について(第一回)●諏訪部浩一
【リレー連載:アメリカ作家と〈南部〉】 ハリエット・ビーチャー・ストウの南部――フロリダ滞在記『パルメットヤシの葉』を読む●若林麻希子
【南部文学クラブ】 南部を経由するジェイムズ・ボールドウィンの想像力●永尾悟
【投稿論文】 カラリズムを越えるハーストンの黒人表象――戯曲『カラー・ストラック』における黒人女性の自律●光森幸子
【書評】 遠藤郁子/巽孝之/浅羽麗/香ノ木隆臣/桐山大介/後藤和彦/松井美穂/小林久美子/田中久男 |