Amazonで予約する
|
タイトル |
幕が下りて |
サブタイトル |
|
著者 [著者区分] | ■ナイオ・マーシュ [原著] ■松本真一 [翻訳]
|
出版社 |
風詠社 |
レーベル |
|
本体価格 (予定) |
1500円 |
シリーズ |
|
ページ数 |
444p
|
Cコード |
0097 |
発売予定日 |
2023-06-30 |
ジャンル |
一般/単行本/外国文学小説 |
ISBN |
9784434322488 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
ロデリック・アレン警部をフューチャーしたミステリーシリーズの第14作。前半はアレン警部の妻トロイの視点でアンクレトン館の様子と事件の推移が描かれる。トロイは、館主ヘンリー卿の肖像画を描くために、館に滞在しているが、その間にさまざまな悪ふざけが起こり、それは肖像画にも及ぶ。激怒したヘンリー卿は、いたずら好きの孫娘の仕業と思い込み、彼の遺言に重大な変化が起こる。ところが、その後、ヘンリー卿は自室で死体となって発見される。ヘンリー卿の愛猫が事件解決の重要な手がかりになっているところなど、小粒のネタをピリッと効かせていて小気味よい。ヘンリー卿の殺害を企てた犯人の計画には、運命にもてあそばれるような箇所がいくつもあるが、そういった趣向は、シェークスピアの悲劇によく見られるもので、本作は「現代を舞台にした、シェークスピアの悲劇」とも言えるかもしれない。マーシュのベストとの呼び声も高い傑作!
|
目次 |
幕が下りて/訳者あとがき |
著者略歴(ナイオ・マーシュ) |
ニュージーランド出身の女性劇作家、演出家、推理作家。1934年に出版した長編推理小説『アレン警部登場』で作家デビュー。1967年には、大英帝国勲章を授与され、デイム(大英帝国勲章を得た女性に対する尊称)の称号を得た。1978年にはアメリカ探偵作家クラブの巨匠賞を受賞。ナイオ・マーシュは英米ではアガサ・クリスティーやドロシー・L・セイヤーズ、マージェリー・アリンガムとともに英国女流推理作家「ビッグ4」と称される、当時を代表する本格推理作家の一人である。 |
著者略歴(松本真一) |
1957年生まれ。上智大学文学部卒業。英米文学翻訳家。訳書に、ジョン・ブラックバーン『壊れた偶像』、ドロシー・ボワーズ『命取りの追伸』、ハーマン・ランドン『怪奇な屋敷』、ドロシー・B・ヒューズ『青い玉の秘密』、ミニオン・G・エバハート『嵐の館』(いずれも論創海外ミステリ)、デラノ・エームズ『死を招く女』(ぶんしん出版)、ドロシー・ボワーズ『謎解きのスケッチ』、E・C・R・ロラック『殺されたのは誰だ』、デラノ・エームズ『殺人者は一族のなかに』、ナイオ・マーシュ『裁きの鱗』(いずれも風詠社)がある。 |