『ベリングキャット ~デジタルハンター、国家の嘘を暴く ~ 』の詳細情報

ベリングキャット
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タイトル ベリングキャット
サブタイトル デジタルハンター、国家の嘘を暴く
著者 [著者区分]■エリオット・ヒギンズ [著・文・その他]
■安原 和見 [翻訳]
■エリオット・ヒギンズ [著・文・その他]
■安原 和見 [翻訳]
出版社 筑摩書房 レーベル
本体価格
(予定)
1900円 シリーズ
ページ数 368p Cコード 0098
発売予定日 2022-03-30 ジャンル 一般/単行本/外国文学、その他
ISBN 9784480837226 判型 46
内容紹介
国家は平然と嘘をつく。その虚偽を真っ先に暴いたのは大手メディアではなく、オンラインに集う無名の調査報道集団だった。世界中が注目する彼らの活動を初公開。平然とウソをつく権力者にふつうの市民がいかにして立ち向かうか。 大手メディアも驚くほどの速さと正確さで次々にスクープを飛ばし、いまや世界中から注目される調査報道ユニット〈ベリングキャット〉。シリア政府の戦争犯罪をあばき、ロシアの暗殺者の身元を特定し、ウクライナで民間機を撃墜した黒幕をも突き止める。いったいかれらは何者なのか? なぜそんなことが可能なのか? 始まりは、キッチンテーブルで見た〈アラブの春〉の現地動画だった。ここはどこだ、映っているのは本物なのか。オンラインゲームにはまっていた著者は、ネット上に集った仲間とともに、独学でまったく新しい調査手法を作り上げてゆく。 かれらが使うのは、SNSの投稿や流出した名簿など公開された情報のみ。フェイクもプロパガンダも混在するウェブ情報のなかから、権力者たちが望まない真実へたどりつくのだ。 権力者は平然と、見えすいたウソをつく。その虚偽を覆すことは私たちにも可能だ──。ポスト真実の時代に生まれたデジタルハンターたちの活躍を描く。
目次
第1章 ラップトップ上の革命──ネット調査の可能性に気づくマスコミ瀕死、ニュース万歳/シリア──取材のできない戦争/情報戦争と樽爆弾/『ニューヨーク・タイムズ』の第一面/化学兵器の露見/どこまで行けるか第2章 〈べリングキャット〉の誕生──探偵チームの形が整う知らぬ者どうしの集まり/欺瞞と証拠/モスクワを指弾した学生/凶器の「指紋」/世界じゅうの探偵第3章 事実のファイアウォール──デジタル・ディストピアへの反撃反・事実コミュニティ/防火壁を築く/ネットの憎悪が実社会へ/罠を無効化する/一般の人々を巻き込む第4章 ネズミが猫をつかまえる──スパイ事件が時代を画する事例にオープンソースの範囲を越える/仮面を吹き飛ばす/第三の男/29155部隊と「研究所」/リスク第5章 次なるステップ──正義の未来とAIのパワー未来の戦争のための青写真/AIの危険と可能性/ここからどこへ補遺 暗殺者と対決──〈べリングキャット〉、暗殺団に電話する「チーム」が真のチームに/ベルリンのオートバイ殺人あとがき──日本の読者のみなさんへ
著者略歴(エリオット・ヒギンズ)
エリオット・ヒギンズ1979年生まれ。英国市民ジャーナリスト。民間の調査報道機関「ベリングキャット」の創設者。ウクライナで起きたマレーシア航空17便撃墜事件へのロシア軍の関与を暴いたことで一躍世界から注目される。
著者略歴(安原 和見)
安原和見
翻訳家。鹿児島県生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒業。訳書に『B.C.1177』『戦争における〈人殺し〉の心理学』など多数。
著者略歴(エリオット・ヒギンズ)
エリオット・ヒギンズ1979年生まれ。英国市民ジャーナリスト。民間の調査報道機関「ベリングキャット」の創設者。ウクライナで起きたマレーシア航空17便撃墜事件へのロシア軍の関与を暴いたことで一躍世界から注目される。
著者略歴(安原 和見)
安原和見翻訳家。鹿児島県生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒業。訳書に『B.C.1177』『戦争における〈人殺し〉の心理学』など多数。
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