『子どもも教師も日々の成長を実感できる「学ぶ力」の鍛え方』の詳細情報

子どもも教師も日々の成長を実感できる「学ぶ力」の鍛え方
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タイトル 子どもも教師も日々の成長を実感できる「学ぶ力」の鍛え方
サブタイトル
著者 [著者区分]相馬亭 [著・文・その他]
出版社 東洋館出版社 レーベル
本体価格
(予定)
1900円 シリーズ
ページ数 240p Cコード 3037
発売予定日 2023-06-27 ジャンル 専門/単行本/教育
ISBN 9784491037202 判型 46
内容紹介
説明
子ども一人ひとりが先々の見通しをもち、リフレクションを繰り返しながら自己の考えや行動を調整し、自分の力で学んでいける力を身につけるにはどうすればよいか、そのために教師は、どのようにして学級(学ぶ環境)と授業(学ぶ機会)をつくっていけばよいのかを、多角的な視点から明らかにします!

本書の概要
世の中には、名人級だと評される優れたパフォーマンスを発揮できる先生方がいます。そのような先生方は、授業開始5分で子どもの興味・関心を高め、意欲的に活動に取り組めるお膳立てを行い、授業を徹頭徹尾コントロールできる指導力をもっています。
それ自体は、すばらしいことです。しかし、そうした指導力が発揮されるほどに子どもたちが受け身になり、自分発の「学ぶ力」を発揮する機会をもてなくなるのだとすれば本末転倒です。
これからの時代に求められる教師の指導力とは、子ども自らが高いパフォーマンスを発揮できる「学ぶ環境」と「学ぶ機会」をつくり出すことです。その土台づくりのために欠かせないのが、子どもと教師双方の「学ぶ力(粘り強く学びつづける力)」なのです。
そこで本書では、子どもたちの「学習の個性化」、教師の「指導の個別化」を保障する「学ぶ力」の鍛え方を明らかにします。
目次
第1章 成長する学級
教師の力のかけどころ
トラブルが起きにくい学級文化
では、どうやって先入観を払拭するか
目標設定シートの活用
一人一人が課題をもって取り組める学習環境デザイン
学習環境デザインが有効なのは授業も同じ
人も頭も動く学級風土を生み出す
教師である自分と子どもの時間を無駄にしない
個に応じた指導は、度が過ぎると余計なおせっかいになる
目標は集団を結束させるコア
まずは学年目標から
学級目標を決める
成長のプロセス
1週間の「やったことリスト」を書かせる効用
自分自身が変われば、まわりも変わる

第2章 子どもの「学ぶ力」を鍛える
毎朝3分「ゼロ秒思考」
班長会議
係活動会社制
学ぶクラスに変える原動力
子どもがもっている知識を活用して単元をつくる
道徳ジレンマ
学びを促進するメンタリティ
本気の話し合いが子どもの「学ぶ力」を鍛える
学び方スペシャリスト

第3章 教師としての「学ぶ力」を鍛える
自分自身の成長をどう促すか
「学び方」を学ぶ
「考え方」を学ぶマインドセットの身につけ方
成長するための方法
成長を促す読書の仕方
同僚教師との学び合い
ふだんの授業を観合う
同僚教師のよさを引き出す指導
学級経営にも生かせるコーチング
教材研究分担制へのチャレンジ
教材研究分担制を軸とした教師同士の学び合い
授業の観方
「1人も寝かせない」協議会
著者略歴(相馬亭)
東京都港区白金小学校主任教諭
1981年東京都江戸川区生まれ。創価大学卒。同年より東京都公立小学校にて勤務。江東区、足立区を経て現職。足立区では生活科・総合部の常任委員長を務める。
子ども主体の授業づくりのためにファシリテーション、コーチングについて研究中。子どもの力を伸ばせる方法があるならば、なんでも取り入れる。方法にこだわらないのがこだわり。2021年基礎コーチング修了。
〈主な著書〉『「学びに向かう力」を鍛える学級づくり』(共著、東洋館出版社、2017年)
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