『トランペット』の詳細情報

トランペット
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タイトル トランペット
サブタイトル
著者 [著者区分]■ウォルター・デ・ラ・メア [著・文・その他]
■エドワード・ゴーリー [イラスト]
■和爾 桃子 [翻訳]
出版社 白水社 レーベル
本体価格
(予定)
1800円 シリーズ 白水Uブックス
ページ数 302p Cコード 0297
発売予定日 2023-06-27 ジャンル 一般/新書/外国文学小説
ISBN 9784560072486 判型 新書(B40)
内容紹介
天使像が持つ木製のトランペットを吹き鳴らしたら、いったい何が起こるのか。幽霊を探索に深夜の教会に忍び込んだ2人の少年の冒険を描く「トランペット」。ある暑い夏の日、ロンドンの喫茶店で出会った中年男がべらべらと語り続ける同居女性の失踪話に薄気味悪さがにじむ「失踪」。銀行を馘になった若者が大金持ちの伯父御用達デパートの売場巡りに乗り出す「お好み三昧──風流小景」。エリザベス一世の時代に生まれ、350年の歳月を生きてきた老女の誕生日に、田舎のお屋敷に招かれた少女が受けた意外な提案とは……「アリスの代母さま」ほか全7篇を収録。
老人と幼い子供のみが垣間見る生と死の秘密、月下の幻想、辛辣なユーモアと軽妙なウィット。詩人ならではの繊細な描写に仄かな毒と戦慄がひそむ短篇の名手デ・ラ・メアの傑作を清新な新訳で贈る。挿絵=エドワード・ゴーリー。
目次
失踪
トランペット

ミス・ミラー
お好み三昧――風流小景
アリスの代母さま
姫君
 訳者あとがき
著者略歴(ウォルター・デ・ラ・メア)
(1873-1956)
イギリスの小説家・詩人・児童文学作家。ケント州チャールトンに生まれる。セント・ポール大聖堂の聖歌隊学校を中退後、石油会社で働きながら創作に励んだ。第一詩集『幼年の歌』(1902)、長篇小説『ヘンリー・ブロッケン』(04)で注目を集め、1908年、職を辞して作家生活に入る。長篇『ムルガーのはるかな旅』(10)、『死者の誘い』(10)、『侏儒の回想録』(21。ジェイムズ・テイト・ブラック文学賞)、短篇集『謎』(23)、『魔女の箒』(25)、『子供のための物語集』(47。カーネギー賞)、詩集『耳をすます者たち』(12)、『孔雀のパイ』(13)など多くの著作がある。
著者略歴(和爾 桃子)
慶應義塾大学中退、英米文学翻訳家。訳書にデ・ラ・メア『アーモンドの木』、サキ『クローヴィス物語』『けだものと超けだもの』『平和の玩具』『四角い卵』(以上、白水社)、ジョン・ディクスン・カー『夜歩く』(創元推理文庫)、『夜ふけに読みたい動物たちのグリム童話』(共訳、平凡社)などがある。
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