『中国古典をどう読むか ~規範からの逸脱、規範への回帰 ~ 』の詳細情報
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タイトル |
中国古典をどう読むか |
サブタイトル |
規範からの逸脱、規範への回帰 |
著者 [著者区分] | 下定雅弘 [著・文・その他]
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出版社 |
勉誠社 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
3800円 |
シリーズ |
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ページ数 |
248p
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Cコード |
1098 |
発売予定日 |
2023-06-30 |
ジャンル |
教養/単行本/外国文学、その他 |
ISBN |
9784585390275 |
判型 |
A5 |
内容紹介 |
中国の作家たちは儒教倫理とつきあいながら人間の真実を表現してきた。 フェティッシュな表現に男の愛を託した陶淵明の「閑情賦」、愛する女との別れを語った元稹の「鶯鶯伝」、女性のすさまじい性欲を描いた柳宗元の「河間伝」など…。 古来、解釈が定まらない古典作品を、「規範からの逸脱、規範への回帰」という創作手法を鍵として再解釈。その真の主題、作家としての姿勢・戦術を解き明かす。
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目次 |
はじめに
序 章 『詩経』大序のおそるべき力―規範からの逸脱と規範への回帰 第一章 曹植「酒賦」―乱れる酒宴の喜び 第二章 陶淵明「閑情賦」―あなたの靴になって素足を包みたい 第三章 杜甫「数陪李梓州泛江有女楽在諸舫戱為艶曲二首贈李」「冬狩行」 ―妓女や狩猟に夢中にならず、天下の平安にこそご尽力を 第四章 白居易「長恨歌」「李夫人」の「恨」―万能の皇帝も美女に出逢ったら愛の虜に
第五章 元稹「鶯鶯伝」―めくるめく愛の喜び、だがこの女とは別れねばならない 第六章 柳宗元「河間伝」―女性のすさまじい性欲
あとがき
附 録 作品分析の基本用語 |
著者略歴(下定雅弘) |
下定雅弘(しもさだ・まさひろ) 岡山大学名誉教授。文学博士。日本杜甫学会会長。六朝及び唐代の詩人、陶淵明・杜甫・白楽天・柳宗元等を専門とする。 著書に『白楽天』(角川ソフィア文庫、2010年)、『長恨歌―楊貴妃の魅力と魔力』(勉誠出版、2011 年)、『柳宗元詩選』(岩波文庫、2011 年)、『陶淵明と白楽天―生きる喜びを詠い続けた詩人』(角川選書、2012年)、『中唐文学研究論集』(中華書局、2014年)、『精選漢詩集―生きる喜びの歌』(ちくま新書、2014年)、『白居易と柳宗元 混迷の世に生の讃歌を』(岩波現代全書、2015年)、『寂嚴和上漢詩集 松石余稿訳注』(宝島寺古文書研究会読解・下定雅弘監修、宝嶋寺、2017年)。共編著に『宮内庁所蔵 那波本 白氏文集』一~四(神鷹徳治と共編、勉誠出版、2012年)、『杜甫全詩訳注』一~四(松原朗と共編訳、講談社学術文庫、2016年)、『朝鮮漢詩古今名作選』(豊福健二と共編著、勉誠出版、2019年)などがある。 |