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タイトル |
杜甫研究年報 |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | 日本杜甫学会 [編集]
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出版社 |
勉誠社 |
レーベル |
杜甫研究年報 |
本体価格 (予定) |
3000円 |
シリーズ |
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ページ数 |
176p
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Cコード |
3098 |
発売予定日 |
2023-04-28 |
ジャンル |
専門/単行本/外国文学、その他 |
ISBN |
9784585394464 |
判型 |
A5 |
内容紹介 |
「詩聖」杜甫。 その詩は、それ以前の詩の総括であるとともに、以後の中国詩の出発点でもある。 日本においては、五山の僧の崇敬、芭蕉の傾倒があり、明治以後も、中江兆民・島崎藤村・正岡子規を始め、知識人・国民の間で、その親愛の念は一貫して揺るがないものだった。漢文教育においても、杜甫の詩は教材の中で重要な位置を占めてきた。 世界における杜甫への関心を見つめつつ、変転する時の中で無窮の未来に向かって杜甫研究を発展させ続ける一冊。
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目次 |
[論文] 杜甫の詩における「山河」の在り方とその変質について―安史の乱の前後を中心に 遠藤星希 杜甫詩の月が照らすもの 高芝麻子 杜甫の自注にみえる編年意識について―「自京赴奉先縣詠懷五百字」以降の展開 好川聡 「家書」は届いたか―杜甫「春望」の「家書抵万金」について 後藤秋正 杜甫「示從孫濟」―門閥意識を生きた詩人 松原朗 『杜詩諺解』の構造とそこに見える解釈の位相 其一―玉華宮から 成澤勝
[訳注] 杜甫「鵰賦」(鵰の賦)訳注(二) 谷口真由実 杜甫「東西両川説」訳注 谷口匡
[研究概況及び文献収録] 日本新世紀(二〇〇〇―二〇二〇)杜甫研究綜述 趙蕊蕊 著 大橋賢一・加藤聰・紺野達也・佐藤浩一 訳注 日本における杜甫研究集録(二〇二一) 大橋賢一・加藤聰・紺野達
日本杜甫学会会則・彙報・編集後記 |
著者略歴(日本杜甫学会) |
日本杜甫学会(にほんとほがっかい) 杜甫は詩聖だといわれ、杜甫の詩は、彼以前の詩の総括であるとともに、以後の中国詩の出発点でもある。同時にそれは全ての中国詩へ、さらに広く深く読者を誘ってくれる力強い導き手でもある。それゆえ、五山の僧の杜甫への崇敬があり、江戸の芭蕉の杜甫への傾倒があり、明治以降も、中江兆民・島崎藤村・正岡子規を始めとして、知識人・国民の間で、杜甫への親愛の念は一貫して揺るがないものであった。漢文教育の衰退と貧困が歎かれる中でも、杜甫の詩は教材の中で重要な位置づけを占めてきた。この多くの人々の顕在する、あるいは潜在する思いを我がものとして、日本杜甫学会を設立。 |