『情報通信ルールの国際競争 ~日米のFTA戦略 ~ 』の詳細情報

情報通信ルールの国際競争
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タイトル 情報通信ルールの国際競争
サブタイトル 日米のFTA戦略
著者 [著者区分]藤野 克 [著・文・その他]
出版社 早稲田大学出版部 レーベル 早稲田大学エウプラクシス叢書
本体価格
(予定)
4000円 シリーズ
ページ数 340p Cコード 3331
発売予定日 2023-05-23 ジャンル 専門/全書・双書/政治-含む国防軍事
ISBN 9784657238047 判型 A5
内容紹介
先端分野における日本の通商戦略の今後を展望――。通信インフラ、デジタル貿易、知的財産権の分野の日米の全FTA交渉を検証し、両政府の行動メカニズムを解明。先端分野の国際ルールを日本がリードする上でのFTA交渉の有用性を明らかにする。
目次
第1章 情報通信ルール拡大の日米競争――本書のテーマ
 1 情報通信ルール
 2 二つの命題と関係概念
 3 先行研究
 4 問題設定と仮説
 5 検証方法

第2章 情報通信ルールと日米の個別的FTA交渉の黎明(1986-2004)
 1 情報通信ルールの黎明とGATT/WTO(1986-98)
 2 個別的FTAで追及されるWTOプラス
 3 日星EPA交渉
 4 米星,米チリFTA交渉

第3章 FTA交渉における日米の行動原理
 1 本章の課題
 2 日本の個別的FTA交渉における行動原理
 3 米国の個別的FTA交渉における行動原理
 4 日米の推進する情報通信関係WTOプラス
 5 日米間のルールの多様化
 6 シンガポールの行動原理との比較
 7 総括

第4章 日本の個別的EPA交渉による情報通信ルール拡大(2002-16)
 1 日本とASEAN6国との個別的EPA交渉
 2 日墨,日チリEPA交渉
 3 日スイス,日印,日ペルー,日豪EPA交渉
 4 日蒙EPA交渉
 5 総括

第5章 米国のFTA交渉による情報通信ルール拡大(2002-12)
 1 米豪FTA交渉
 2 米モロッコFTA交渉から米パナマFTA交渉まで
 3 総括

第6章 TPP協定交渉とその関連交渉(2010-20)
 1 TPP協定交渉
 2 CPTPP協定交渉
 3 USMCA協定交渉
 4 日米デジタル貿易協定交渉
 5 総括

第7章 TPP協定交渉外の日本の広域EPA交渉とその関連交渉(2010-22)
 1 日ASEAN EPA改正議定書交渉
 2 日EU EPA交渉,日英EPA交渉
 3 RCEP協定交渉
 4 総括

第8章 総括,結論と考察
 1 検証結果の総括と結論
 2 考察

あとがき
参考文献
附表
索引
英文要旨
著者略歴(藤野 克)
修士(社会科学)(シカゴ大学),博士(学術)(早稲田大学)。
在米国日本国大使館参事官(平成20-24年),総務省貯金保険課長(24-26年),地上放送課長(26-28年),料金サービス課長(28-30年),国際戦略局総務課長(30年-令和元年),大臣官房企画課長(元-2年),大臣官房審議官(2-4年)を経て,現在郵政行政部長。
早稲田大学政治経済学部政治学科非常勤講師(平成18-19年,29-30年,令和2-5年〔平成27-28年にはゲストレクチュア実施〕),明治大学情報コミュニケーション学部兼任講師(平成27-28年)。
主な著作:『電気通信事業法逐条解説』(共編著)(情報通信振興会,平成20年2月,令和元年5月〔改訂版〕),『インターネットに自由はあるか 米国ICT政策からの警鐘』(中央経済社,平成24年5月〔第21回大川出版賞受賞〕)
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