『忘れられた日本史の現場を歩く』の詳細情報

忘れられた日本史の現場を歩く
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タイトル 忘れられた日本史の現場を歩く
サブタイトル
著者 [著者区分]八木澤高明 [著・文・その他]
出版社 辰巳出版 レーベル
本体価格
(予定)
1600円 シリーズ
ページ数 128p Cコード 0021
発売予定日 2024-06-04 ジャンル 一般/単行本/日本歴史
ISBN 9784777824618 判型 A5
内容紹介
北海道から九州まで全国19ヵ所…
気鋭のノンフィクション作家が、自らの足で日本の“裏面史”を歩いた記録的一冊!

暗闇の中を旅するような風景の描写は、「残すか、忘れるのか」そんな問いを投げかける試みのように思える。これぞ八木澤ルポである。
――丸山ゴンザレス(ジャーナリスト)

列島を、歩く。大地と人間の物語に、分け入る。歴史の彼方に消えてしまった騒めきに、耳を澄ます。その時、細胞が踊り始める。
――丸奥野克巳(文化人類学者)

【内容】
私が好んで歩いてきたのは、アイヌの人々の歴史であったり、
東北の蝦夷、江戸時代の大飢饉の記憶、悪所と呼ばれた色街、
明治時代に海を渡った日本人の娼婦からゆきさん、
歴史的に弾圧されてきたキリシタンなど、どちらかというと、
由緒正しきものではなく、悲劇や血に彩られた哀しい歴史であった。
(はじめにより)

本書では、ノンフィクション作家であり、カメラマンでもある八木澤高明氏が、さまざまな理由で「日本史」において忘れられてしまった場所や遺構を訪れ、写真と文章によってその土地に眠る記憶を甦らせていきます。
北海道から九州まで、消えつつある風習や歴史を辿って旅した本作は、日本史好きはもちろん、ここ最近再び盛り上がりを見せている民俗学の視点でも楽しめる一冊です。
目次
●独自の呪術信仰“いざなぎ流”/拝み屋が暮らす集落(高知県香美市) 
●パンデミックの悲劇/面谷村(福井県大野市) 
●インドから帰ってきた女性/からゆきさんがいた村(山口県岩国市) 
●蝦夷に流れ着いた和人たちの城/志海苔館(北海道函館市) 
●かつて栄えた風待ちの港/大崎下島(広島県呉市) 
●『遠野物語』に記された“デンデラ野”/姥捨山(岩手県遠野市)
著者略歴(八木澤高明)
1972年神奈川県横浜市生まれ。ノンフィクション作家。写真週刊誌カメラマンを経てフリーランスとして執筆活動に入る。世間が目を向けない人間を対象に国内はもとより世界各地を取材し、『マオキッズ 毛沢東のこどもたちを巡る旅』で第19回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。著書に『黄金町マリア』(亜紀書房)『花電車芸人』『娼婦たちは見た』(角川新書)『日本殺人巡礼』『青線 売春の記憶を刻む旅』(集英社文庫)『裏横浜 グレーな世界とその痕跡』(ちくま新書)などがある。
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