『父と息子の物語 ~ユダヤ系作家の世界 ~ 』の詳細情報
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タイトル |
父と息子の物語 |
サブタイトル |
ユダヤ系作家の世界 |
著者 [著者区分] | ■広瀬 佳司 [編集] ■伊達 雅彦 [編集]
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出版社 |
彩流社 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
2700円 |
シリーズ |
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ページ数 |
312p
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Cコード |
0098 |
発売予定日 |
2023-04-11 |
ジャンル |
一般/単行本/外国文学、その他 |
ISBN |
9784779128943 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
移民時代から現代まで、多様な社会、家庭環境から生まれたユダヤ系作品や映画に見られる「父と息子」関係を分析。統計では捉えきれない特殊な生の人間関係に注目し、ユダヤ系の親子関係における普遍性と特殊性に光をあてる。
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目次 |
第1章 〈怒りの神(父)─息子〉と〈慈愛の母─息子〉(広瀬佳司) 第2章 父と息子を結ぶ光 ──スタンリー・クニッツの描く父、母、息子(風早由佳) 第3章 アンジア・イージアスカの描く「親子の継承」 ──『パンをくれる人』から『白馬の赤リボン』への変遷(江原雅江) 第4章 不在の父を求める息子 ──アイザック・バシェヴィス・シンガー『モスカット一族』を中心に(大﨑ふみ子) 第5章 アイザック・バシェヴィス・シンガー『父の法廷』における父親像 ──ノア、あるいはモーセ(アダム・ブロッド) 第6章 アイザック・バシェヴィス・シンガーの作品に見る母と息子の絆(今井真樹子) 第7章 父親はラビ、息子は作家 ──アイザック・バシェヴィス・シンガーの小説(佐川和茂) 第8章 マラマッドの「ある殺人の告白」 ──そのタイトルの重層的な意味について(鈴木久博) 第9章 「ジ・エンド」をめぐる父と娘 ──グレイス・ペイリーの「父との会話」(大場昌子) 第10章 父の怒り、息子の涙 ──『男としての我が人生』における苦悩と失意(岩橋浩幸) 第11章 ポール・オースターの「父と息子」の物語 ──『孤独の発明』における語りの作法(内山加奈枝) 第12章 父子をめぐる〈虚─実〉のトポス ──スピルバーグの『未知との遭遇』から『フェイブルマンズ』まで(中村善雄) 第13章 アーサー・ミラー『セールスマンの死』に見るユダヤ系の父と息子 ──レヴィンソンとシュレンドルフの解釈を基点に(伊達雅彦) |
著者略歴(広瀬 佳司) |
栃木県生まれ。関西大学客員教授(文学博士)、ノートルダム清心女子大学名誉教授。1991年「『雪片曲線』への冒険」で第25回・関西文学賞受賞。1998年、第一回日本マラマッド協会賞学術部門受賞。 著書に『ユダヤ世界に魅せられて』(2015年、[増補版]2019年、[増補新版]2020年)、『Glimpses of a Unique Jewish Culture From a Japanese Perspective: Essays on Yiddish Language and Literature』(2021年)、『ユダヤ系文学に見る聖と俗』(共編著、2017年)、『ユダヤの記憶と伝統』(共編著、2019年)、『ジューイッシュ・コミュニティ』(共編著、2020年)などがある。 |
著者略歴(伊達 雅彦) |
尚美学園大学教授。 共編著、執筆書に『ユダヤ系文学に見る聖と俗』(2017年)、『ホロコースト表象の新しい潮流』(2018年)、『ユダヤの記憶と伝統』(2019年)、『ソール・ベローともう一人の作家』(2019年)、『ジューイッシュ・コミュニティ』(2020年)などがある。 |