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タイトル |
ポール・クローデルとその時代 |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | 大出敦 [編集]
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出版社 |
水声社 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
6000円 |
シリーズ |
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ページ数 |
378p
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Cコード |
0098 |
発売予定日 |
2023-06-23 |
ジャンル |
一般/単行本/外国文学、その他 |
ISBN |
9784801007246 |
判型 |
A5 |
内容紹介 |
詩人大使の転換期 生誕150年を機会に再評価をみせる作家ポール・クローデル。外交官として東洋に赴任することで、大きな転換が作品にもたらされた時代とはいかなるものだったのか。「日本」「演劇」「音楽」「宗教」の諸相からアプローチし、詩人大使の多面性に光を当てる。
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目次 |
序――ポール・クローデル、この多面的な存在(大出敦)
Ⅰ 日本 アリストテレスと唐辛子――ポール・クローデルの俳諧受容(大出敦) クローデルと二条城――「松の中の譲位」でのコンキスタドール (井戸桂子) クローデル、メルラン、幣原――1924年の極東(学谷亮) ポール・クローデルと山内義雄――二人の出会いと詩集『聖ジュヌヴィエーヴ』について(山本泰朗)
Ⅱ 演劇 マラルメからクローデルに至る舞踊の詩学――『男とその欲望』にみられる欲望の構造(村上由美) âme / ombre / doubleとクローデルの演劇――『埴輪の国』を手がかりに(根岸徹郎) ジャン・ジロドゥ――もう一人の「外交官作家」(田ノ口誠悟)
Ⅲ 音楽 クローデル/オネゲルの《火刑台上のジャンヌ・ダルク》――「イアンブ」から読み解くリズムとジャンルの多声性(安川智子) マラルメとクローデル――二人のフランス詩人のワーグナー論を巡って(黒木朋興) クローデルと日本の伝統演劇――リズム演劇の構想における詩と音楽の身体性(岡村正太郎)
Ⅳ 宗教 ポール・クローデルとリジューの聖テレーズ――降誕祭の回心と女子カルメル会をめぐって(大須賀沙織) エック神父、クローデル、伝統主義――日本におけるフランス文学受容の一側面(上杉未央) クローデルと殉教のインドシナ(牧野元紀) |
著者略歴(大出敦) |
慶應義塾大学教授(フランス文学)。著書に、『クローデル 日本への眼差し』(共編、水声社、2021年)、『プレゼンテーション入門』(2020年)、『クリティカル・リーディング入門』(2015年、以上、慶應義塾大学出版会)、『マラルメの現在』(編著、水声社、2013年)、訳書に、A・フィロネンコ『ヨーロッパ意識群島』(共訳、法政大学出版局、2007年)などがある。 |