『イヌワシつかいのエルジャン』の詳細情報

イヌワシつかいのエルジャン
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タイトル イヌワシつかいのエルジャン
サブタイトル
著者 [著者区分]■イチンノロブ・ガンバートル [著・文・その他]
■バーサンスレン・ボロルマー [イラスト]
■津田紀子 [翻訳]
出版社 あかつき教育図書 レーベル
本体価格
(予定)
1600円 シリーズ
ページ数 32p Cコード 8797
発売予定日 2023-07-10 ジャンル 児童/絵本/外国文学小説
ISBN 9784867020722 判型 A4変形
内容紹介
モンゴルの一番西の大地には高い山が連なり、カザフとよばれる人々が暮らしています。そこでは昔からイヌワシを使った狩りが行おこなわれていました。
エルジャンは父さんといっしょにつかまえたイヌワシの子どもの世話をして、狩りの仕方を覚えさせる訓練を始めます。まずは「呼び戻し」、その次は走る馬の上で腕に留まらせながらバランスを取る練習、獲物を捕まえる練習……最後は高い山に登って天空にイヌワシを飛ばします。
イヌワシにかぶせる帽子や腕に留まらせるための手袋を作ったり、何ヶ月も訓練をしたり、伝統文化を受け継ぐために、父さんから様々なことを学び、成長していくエルジャン——昔ながらの暮らしを守る人々を雄大な景色に描きだしました。
ユネスコ世界無形文化遺産であるモンゴル、カザフ族の鷹匠文化について取材を重ね、美しい民族衣装やカザフ模様を色鮮やかに刺繍したゲルの内部など独特な生活文化も併せて描き出しています。
巻末には、カザフ族のイヌワシ狩りについての解説と写真を掲載。
目次
著者略歴(イチンノロブ・ガンバートル)
モンゴル文化芸術大学美術部卒業。2004年、第14回野間国際絵本原画コンクールで奨励賞を授業。大学時代の同級生でもあるボロルマーと共同して、絵本や紙芝居を多数創作している。紙芝居に『おばあさんとマンガス』(童心社)、絵本に『ゴナンとかいぶつ モンゴルの昔話より』(偕成社)、『トヤのひっこし』、『モンゴル大草原800年』(ともに福音館書店)、『空とぶ馬と七人のきょうだい』(あかつき教育図書)などがある。
著者略歴(バーサンスレン・ボロルマー)
モンゴル文化芸術大学美術部卒業。2008年に来日し、日本を拠点に絵本作家、イラストレーターとして活躍している。2004年第14回の魔国際絵本原画コンクールにおいて『ぼくのうちはゲル』(石風社)がグランプリを受賞。2013年ボローニャ国際絵本原画展入賞など、受賞多数。絵を手がけた絵本に『バートルのこころのはな』『かしこいのはだあれ?』(ともに小学館)、『うさぎのみみしばり』(鈴木出版)、『空とぶ馬と七人のきょうだい』(あかつき教育図書)などがある。
著者略歴(津田紀子)
早稲田大学卒業後、モンゴルでモンゴル語と児童文学を学ぶ。ウランバートル大学大学院修士課程修了。モンゴルの児童文学の研究・紹介につとめ、ガンバートルとボロルマーの共作絵本の翻訳者としても活躍。他の翻訳先品に『男の三つのお話』(ジャンビーン・ダシドンドグ著/『天国の風~アジア短篇ベスト・セレクション』新潮社・所収)などがある。
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