『部下を知らない上司のための育成の極意』の詳細情報
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タイトル |
部下を知らない上司のための育成の極意 |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | 山田 真由子 [著・文・その他]
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出版社 |
労働新聞社 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
1800円 |
シリーズ |
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ページ数 |
176p
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Cコード |
2034 |
発売予定日 |
2024-05-10 |
ジャンル |
実用/単行本/経営 |
ISBN |
9784897619828 |
判型 |
A5 |
内容紹介 |
健康・心理・環境の3つの視点で部下を包括的に理解し、問題の見落としを防ぐ!
部下の育成は上司に求められる大事な役割であり、同時に大変難しい仕事の1つです。 職場で上司から見えている部下の姿は、部下の一面に過ぎません。しかし、それだけを見て育成していると時に問題も生じますし、隠れた問題にも気づけません。適切な育成のためには、プライバシーに配慮しながらも、部下の性格、考え方、持病、生活習慣、家族の状況、そして職場環境なども踏まえた全体像を知る必要があります。 「健康-心理-環境モデル」は、そんな時に役立つよう、精神科医ジョージ・エンゲルが提唱した理論「生物-心理-社会モデル」に着想を得て著者が考案したモデルです。部下を健康・心理・環境の3つの視点から包括的に理解し、問題の見落としを防ぎ、部下それぞれへの適切な対応を可能にします。その具体的手法をわかりやすく解説しました。 部下育成に携わる管理職の上司の方、人事担当者や社労士の方などに広く読んでいただきたい1冊です。
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目次 |
第1章 一様から多様化する人材を活用する時代へ 1 非生産的な職場の例 2 部下の非生産的行為 3 「マネジャー」としての役割 4 多様な部下に対する新たなマネジメントの重要性 5 働き方を変えるために必要不可欠な職場の土台(心理的安全性) 6 ダイバーシティ、インクルージョン、ビロンギングという3つの要素 7 これからのマネジメント
第2章 部下を育成する時に大切なこと 1 育成が上手くいかないのはどんな時? 2 「健康-心理-環境モデル」とは 3 部下の個人情報の取扱いについての注意点
第3章 部下の健康状態を理解する(「健康モデル」の活用) Ⅰ 健康モデルの必要性 1 治療と職業生活の両立はもはや他人事ではない 2 労働の生産性向上は、健康管理から始まる 3 自分の健康を意識していない人は案外多い 4 健康問題を軽視すると、企業のリスクが大きくなる Ⅱ 健康モデルの活用手順 STEP1 部下の健康状態を理解し、早めに体調の異変に気づく STEP2 健康問題は、「事例性」と「疾病性」にそれぞれ分けて考える STEP3 部下の健康課題に配慮する Ⅲ 部下の健康課題に対する配慮の参考例
第4章 部下の心理状態を理解する(「心理モデル」の活用) Ⅰ 心理モデルの必要性 Ⅱ 心理モデルの活用手順 STEP1 上司自身のアンコンシャス・バイアスに気づく STEP2 部下の話を傾聴する STEP3 部下の性格や思考を理解する STEP4 信頼関係を築く
第5章 職場として部下にどう対応するかを理解する(「環境モデル」の活用) Ⅰ 環境モデルの必要性 Ⅱ 環境モデルの活用手順 STEP1 職場のルールや会社の方針などを知っているかどうか確認する STEP2 職場として問題に対応できるかどうか検討のうえで判断する STEP3 上司としての支援の権限があるかどうか確認する
第6章 事例から学ぶ!「健康-心理-環境モデル」を活用したマネジメントのコツ 1 病気の治療と仕事の両立 2 メンタル不調の疑いがある部下 3 うつ病の部下 4 出産と仕事の両立 5 育児と仕事の両立 6 パートタイマーの活用 7 介護と仕事の両立 8 定年後の高齢者の部下 9 発達障害傾向のある部下 10 長時間労働で過労気味な部下 11 外国人の部下 12 パワーハラスメントを受けた部下 13 セクシュアルハラスメントを受けた部下 14 カスタマーハラスメントを受けた部下
第7章 1人で抱え込まないためのポイント Ⅰ 1人で抱え込まないために意識すること Ⅱ 産業医の探し方から契約までの流れ Ⅲ 行政から支援を受けるときの流れ |
著者略歴(山田 真由子) |
山田真由子社会保険労務士事務所代表であり、採用・定着・育成の専門家である。 26歳の時に3度目の受験で社会保険労務士の試験に合格。アパレルの販売、様々な業種にわたり約15年間の職業経験を積み、2006年12月に開業。特定社会保険労務士、公認心理師、キャリアコンサルタントの資格を有し、社労士業務を行う傍らコンサルタント・講師・筆者という三つの肩書で活動中。社労士としての法的な視点だけではなく、キャリアや心理の視点を併せ持ち、統合的な観点からクライアントの本当の問題をいち早く見抜くことをモットーとしている。人事労務に携わる経験は28年に及び経営者や総務部担当者からの人事労務相談に23年間対応している。これまでに1,500回以上のセミナーを実施し、相談件数は累計10,000件以上を担当。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などのメディア取材も多数。著書に『外国人労働者の雇い方完全マニュアル』(シーアンドアール研究所刊)、『会社に泣き寝入りしないハラスメント防衛マニュアル 部長、それってパワハラですよ』(徳間書店刊)、『すぐに使える!はじめて上司の対応ツール』(税務経理協会刊)がある。 |