『アンダイング ~病を生きる女たちと生きのびられなかった女たちに捧ぐ抵抗の詩学 ~ 』の詳細情報
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タイトル |
アンダイング |
サブタイトル |
病を生きる女たちと生きのびられなかった女たちに捧ぐ抵抗の詩学 |
著者 [著者区分] | ■アン・ボイヤー [著・文・その他] ■西山 敦子 [翻訳]
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出版社 |
里山社 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
2800円 |
シリーズ |
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ページ数 |
288p
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Cコード |
0098 |
発売予定日 |
2023-07-07 |
ジャンル |
一般/単行本/外国文学、その他 |
ISBN |
9784907497194 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
「病気は決して中立的なものではない。 治療はイデオロギーと無縁ではありえない。 死が政治性を免れることもない。」
シングルマザーであり、大学で教えながら詩人として活動する著者は、41歳のときトリプルネガティブ乳がんと診断された。彼女は自らが経験したことを書きながら、スーザン・ソンタグ、オードリ・ロード、キャシー・アッカーなど、乳がんで命を落とした女性作家らが乳がんをいかに「書いたか/書けなかったのか」という歩みを辿り、米国の資本主義医療の欺瞞を突く。2020年ピュリッツァー賞受賞作。
「死んだ女性たちからなる反乱軍をこの世に生き返らせたかった。」
ケイト・ザンブレノ『ヒロインズ』で高い評価を得た訳者、西山敦子による待望の著者初邦訳!
新田啓子氏、絶賛! アンダイングとは、不死身ではない我々への呼びかけであり、命を落とした人々への哀悼でもある。がん医療の実際と病を語り伝える人間の不屈さを綴る本書を前に、私自身の人生観が静かに変わる。
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目次 |
プロローグ お告げと診断 パビリオンの誕生 病床にて 預言はどうなった? 欺瞞 ジュリエッタ・マシーナの涙の神殿にて 消耗した生 デスウォッチ エピローグ そして 私を救ったもの 謝辞 訳者あとがき |
著者略歴(アン・ボイヤー) |
詩人・エッセイスト。2018 年現代芸術財団のサイ・トゥオンブリー賞(詩部門)の初代受賞者となり、同年にホワイティング賞(ノンフィクション/詩部門)を受賞。著作に『裏切られた運命のハンドブック』があるほか、2016 年ファイヤークラッカー賞を受賞した『女性に抗する衣服』などの詩集を刊行(いずれも未邦訳)。本書で2020 年ピュリッツァー賞(一般ノンフィクション部門)受賞。2011 年からカンザスシティ美術大学で教えている。ミズーリ州カンザスシティ在住。 |
著者略歴(西山 敦子) |
1978 年生まれ。翻訳者。慶應義塾大学大学院修士課程(米文学専攻)修了。静岡県三島市で「詩を持ち寄る日」「手を動かす日」などの集まりを開催するオルタナティブスペースCRY IN PUBLIC を共同運営し、2018 年、みずから主宰する出版レーベルC.I.P Books より、ケイト・ザンブレノ著『ヒロインズ』を翻訳、刊行。その他訳書に『ヴァレンシア・ストリート』(太田出版)、映画字幕翻訳に『ザ・フューチャー』(ミランダ・ジュライ監督)など。オードリ・ロードの著作集とブラックフェミニスト集団コンバヒーリバー・コレクティヴ関連書の翻訳出版を予定する「Political Feelings Collective」のメンバーでもある。 |