『見知らぬ日本』の詳細情報

見知らぬ日本
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タイトル 見知らぬ日本
サブタイトル
著者 [著者区分]■グリゴーリー・ガウズネル [著・文・その他]
■伊藤 愉 [翻訳]
出版社 共和国 レーベル 境界の文学
本体価格
(予定)
2600円 シリーズ
ページ数 228p Cコード 0098
発売予定日 2023-07-28 ジャンル 一般/単行本/外国文学、その他
ISBN 9784907986872 判型 46変形
内容紹介
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20歳のロシア青年による、100年前の日露文化交流。
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1927年5月、新興芸術が勃興する日本を訪れたソ連の青年、G・ガウズネル。メイエルホリド劇場から派遣された若き演劇人は、およそ半年間の日本滞在で、何を見て、何を体験したのか。幻の日本紀行、本邦初訳。
のちに女優・岡田嘉子と亡命する杉本良吉、プロレタリア作家・葉山嘉樹らとの交流や、歌舞伎や能の観劇、関西旅行などを通して、いまでは忘れられた日本の文化・風俗が浮上する貴重な記録。

定価2600円+悪税
目次
1、本州を横切って
2、東京
3、紙の家の人々
4、ナガタ
5、日本の劇場にて
6、前衛座
7、葉山嘉樹
8、労働者地区
9、奈良・京都
10、日本アルプスにて
11、大阪にて

解説 ガウズネルと日本

訳者あとがき
著者略歴(グリゴーリー・ガウズネル)
1906年11月1日、モルドヴァ共和国キシナウに生まれ、1934年9月4日、アブハジア共和国ガグラに没する。作家、詩人。モスクワのブリューソフ文学芸術大学を卒業後、1925年、構成主義文学センターに参加。国立メイエルホリド劇場演出部に所属する。
著書に、『見知らぬ日本』(本書、1929)、『非日常を探し求めた九年間』(未邦訳、1934)、共著に、『スターリン記念 白海・バルト海運河――建設史1931-1934』(同、1934)がある。
著者略歴(伊藤 愉)
1982年、京都府に生まれる。一橋大学大学院言語社会研究科博士課程単位取得退学。現在は、明治大学文学部専任講師。専攻は、ロシア演劇史、日露文化交流史。
共著に、永田靖他編『歌舞伎と革命ロシア――一九二八年左団次一座訪ソ公演と日露演劇交流』(森話社、2017)、 菅孝行編『佐野碩 人と仕事 1905-1966』(藤原書店、2015)など。翻訳に、キャサリン・ブリス・イートン『メイエルホリドとブレヒトの演劇』(谷川道子との共編訳、玉川大学出版部、2016)などがある。
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