『殺したい子』の詳細情報

殺したい子
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タイトル 殺したい子
サブタイトル
著者 [著者区分]■イ・コンニム [著・文・その他]
■矢島暁子 [翻訳]
出版社 アストラハウス レーベル
本体価格
(予定)
1700円 シリーズ
ページ数 192p Cコード 0097
発売予定日 2023-04-22 ジャンル 一般/単行本/外国文学小説
ISBN 9784908184420 判型 46
内容紹介
“あの日”何があったの? 死んだあの子と“私”に……

校舎裏で殺された女子生徒、容疑者は“親友”とされる一人の少女。
食い違う18の証言、やがて浮かび上がる戦慄の真実。

主人公は高校一年生の女の子、ジュヨン。ある日校舎の裏で親友のソウンが死体となって発見され、警察から容疑者として取り調べを受けることになる。昨日の放課後、ソウンと大げんかをしたのは確かだが、記憶は途中からすっぽりと抜け落ち、殺人の記憶はない。
裕福な家庭で何不自由なく育ち、誰からも羨まれるジュヨン。一方、貧しい家庭で育ち、学校ではあまり目立たなかったソウン。性格も周囲の評価も正反対だが、他の誰も間に入り込めないような親友だった。物語は、勾留されたジュヨンの心の声と、周囲の人たちの証言を交互に綴っていく。当初バラバラに見えた「真実」をめぐる証言は、ある方向に集約していくのだが……。
目次
殺したい子

作者の言葉
訳者あとがき
著者略歴(イ・コンニム)
【著者】イ・コンニム
1989年生まれ。2014年ソウル新聞新春文芸に童話『メドゥーサの末裔』(未邦訳)が
掲載され作家デビュー。2017年『世界を超えて私はあなたに会いに行く』(矢島暁子訳 KADOKAWA)で第8回文学トンネ青少年文学賞大賞を受賞。著書に『幸運が君に近づいています』『名前を盗んだ少年』、『B612の泉』(共著)、『少女のためのフェミニズム』(共著)、童話『おばけの悩み解決士』『悪党の住む家』(いずれも未邦訳)がある。
著者略歴(矢島暁子)
【翻訳】矢島暁子(やじまあきこ)
学習院大学文学部卒業。高麗大学大学院国語国文科修士課程で国語学を専攻。訳書にソン・ウォンピョン『アーモンド』(2020年本屋大賞翻訳小説部門第一位受賞)『三十の反撃』(2022年同賞受賞)『プリズム』(以上 祥伝社)、チョ・ナムジュ『ミカンの味』(朝日新聞出版)、イ・コンニム『世界を超えて私はあなたに会いに行く』(KADOKAWA)、イ・ギュテ『韓国人の心と暮らし』(彩流社)、キム・エランほか『目の眩んだ者たちの国家』(新泉社)、洪宗善ほか『世界の中のハングル』(三省堂)がある。
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