『吸血鬼の仮面』の詳細情報

吸血鬼の仮面
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タイトル 吸血鬼の仮面
サブタイトル
著者 [著者区分]■ポール・アルテ [著・文・その他]
■平岡敦 [翻訳]
出版社 行舟文化 レーベル 「名探偵オーウェン・バーンズ」シリーズ
本体価格
(予定)
1750円 シリーズ
ページ数 396p Cコード 0097
発売予定日 2023-06-28 ジャンル 一般/単行本/外国文学小説
ISBN 9784909735157 判型 B6
内容紹介
名探偵バーンズ × 吸血鬼伝説。
不可能犯罪ミステリのファンが望むものが、この1冊にみっしり詰まっている。
――作家 有栖川有栖

森深い田舎の小さな村・クレヴァレイはパニックに陥っていた。夜ごと目撃される謎のマントの怪人と、幽霊騒動。甦ったと噂される女の棺を検めるために納骨堂が暴かれた時、恐慌は頂点に達した。一年半前に死んだはずの女の亡骸は、最近まで生きていたように瑞々しかったのだ。
一方、ロンドンでは名探偵オーウェン・バーンズのもとに、ある老人の変死事件が持ち込まれる。彼は五年前の迷宮入り事件に関わっており、口封じに殺された可能性があるというのだ。それは、降霊術に熱中していた資産家の老女が密室で殺害された怪事件だった。
ふたつの事件はやがてひとりの男、クレヴァレイの住民たちから吸血鬼だと噂されるロシアからやって来た伯爵に収束し――因習の村の謎めいた犯罪を美学探偵が解き明かす、シリーズ邦訳第5作!
目次
1 結んだ細紐
2 マイケル・ドノヴァン神父
3 ヴァイオレット・ストラリング談義
4 死者たちの王国で
5 ユーカリの匂い
6 割れたボトル
7 助けを呼ぶ声
8 雨の晩
9 ミス・ジェイン・クリフ
10 鏡
11 二つの銀の弾丸
12 モード・シーモア
13 森のロマンス
14 テレンス・ヒル
15 呪われた池
16 嵐の夜
17 ラドヴィック伯爵
18 廊下の人影
19 糸車の話
20 大失態
21 吸血鬼
22 赤いスカーフ
23 旧知
24 ペテン師
25 カラスのいる麦畑
26 ドラキュラ談義再び
27 吸血鬼ハンター
28 ナロードニア・ヴォリア
29 ラドヴィックの釈明
30 月明かりの池
31 大いなるイワン
32 去り行くアン
33 オーウェンのひらめき
34 馬鹿騒ぎの一夜
35 ヴァイオレット・ストラリング殺し
36 消えたエレナ
37 布切れ
38 群衆の怒り
39 アキレスの冒険
40 サプライズゲスト
41 絞首台の影
42 女の直感
エピローグ
著者略歴(ポール・アルテ)
ポール・アルテ:
フランスの推理作家。ジョン・ディクスン・カーに傾倒し、密室殺人などの不可能犯罪をテーマに、名探偵が活躍するクラシカルな本格ミステリを精力的に発表している。日本でも、2002年に邦訳された『第四の扉』以来、作品が3作連続で「本格ミステリ・ベスト10」の1位を獲得するなど高い評価を得る。
著者略歴(平岡敦)
平岡敦:
フランス文学翻訳家。1955年千葉市生まれ。早稲田大学第一文学部仏文科卒、中央大学大学院仏文学専攻修了。大学在学中はワセダミステリクラブに所属。現在は中央大学、青山学院大学、法政大学等で仏語、仏文学を講じるかたわら、フランス・ミステリを中心に純文学、怪奇小説、ファンタジー、SF、児童文学、絵本など幅広い分野で翻訳活動を続けている。『この世でいちばんすばらしい馬』および『水曜日の本屋さん』で産経児童出版文化賞を、『オペラ座の怪人』で日仏翻訳文学賞を、『天国でまた会おう』で日本翻訳家協会翻訳特別賞を受賞する。そのほか主な訳書にグランジェ『クリムゾン・リバー』、アルテ『第四の扉』、ルブラン『怪盗紳士ルパン』がある。
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